住所間違えた!
2023年7月15日
髪が伸びたので、元私の弟子だったエミちゃんの所へ髪を切ってもらいに行くことにした。
ちょっと遠いけどコロナ過になってからは何処へでも行くのは怖いので、わざわざタクシーに乗って彼女の美容室まで出掛ける。それがコロナが収まった今も続いている。
エミちゃんが美容師見習いだったのはかれこれ40年位前。ずいぶん昔の話だが、私はその頃美容院を経営していて、地方から出てきた見習いの女の子達を何人か雇っていた。
ダイヤルを回してタクシーを呼んだ。
うちの電話器はダイヤル式!今頃こんなの使ってる人いないだろう。
いつも呼ぶタクシー乗り場だ。
「フアン デル カスチーリョ 385です。お願いします」
「えっ、なに?フアン デル カスチーリョ!番号は?」
「385です」
「385!道の名前は?」
「道の名前は?」
「フアン デル カスチーリョ」
「それだけ!」
「インジオ フランシスコ」
「インジオ フランシスコ 385?」
「違う!フアン デル カスチーリョ 385」
「えっ、フアン デル カスチーリョ 385…」
「いいからもう早く来てよ」
まったくもう、他の奴いないんかよ!
ぶつぶつ文句を言いながら一階に降りる。
門扉のところまで来たら、あれもうタクシーが来たわ!
住所を何度も聞いた割には早い。
慌てて外へ出て門扉を閉めようとして気が付いた。
玄関の電気点いたままだ。
「ちょっと待って」と、タクシーの運ちゃんに断って、家の中に引き返して電気を消した。
それでタクシーに乗って
「スーパーグランビアまで行って」
「スーパー?」と、腑に落ちない様子。
後で考えてみると、スーパーまで500メートルぐらい。歩いて行ける。
「スーパーに行くの?」運転手が聞く。
「スーパーグランビア知らないの」
「グランビアは知ってるけど」
あゝ、もうめんどくさいな!
「スーパーの隣のレストランに行きたいのよ」
「えっ、どこ?」
あゝ、もう説明できない!
「いいから車出してよ」
やっと車が動き出した。
スーパーグランビアの隣に、私の行きつけのレストランがある。家から出ていくと、複線の大通りの反対車線を2ブロック下がった所にあるので、面倒でも大回りしないといけないのだ。
このタクシーの運ちゃん、70歳は越えてると思うけど少しボケかかってるのかいな!自分も70代なので親しみは沸く。まあ、あまり冴えない田舎者おじさんみたいだけど。
それで、タクシーは家の横インジオ フランシスコ通りを走って1ブロック行くと「ここを曲がるの?」と聞いてきた。
「まだ、もっと行って」そして「道知らないの?」
「はい、まだこの乗り場にきて三日ですから、わからないんですよ」
わからないのにタクシーやってるの?
今まで何運転してたんかいな?
「ああ、ここ右に曲がって真っ直ぐ行って」
「あ、はい」
複線を通り越して1ブロックの信号で右に曲がる。
次々と指示を出す。
「このまま真っ直ぐ行ってチョヘル デ チャコで曲がって」
それで、チョヘル デ チャコ通りに着くと
「ここですか」とタクシーの運ちゃん。
「うん、そうここ!」
それで複線の大通りに出てスーパーグランビアを通り越して
「あ、ここで止めて」
「えっ、あゝととと!」
急に止めろと言われてハンドル切りそこなって、横の道の悪いところに乗り上げてしまった。タクシーはガタガタしながら止まった。
私はタクシーから降りて、レストランに走りこんで、あれ!今日は満員かと思いながらテーブルの間をすり抜けて
「頼んでたビーフン炒め出来てる?」
「あゝ、ちょっと待って今作りますから」
と、奥の方でコックがビーフン右手に慌てて流し台の方へ向かっている。
このレストランは厨房も突き通しで見えるようになっている。
横から女の子が
「忘れてたって!」
「ええっ!出来てないの!いいわもうタクシー待たせてるから」
「いや、すぐに作りますよ」とコックさん。
「いいよいいよ。また今度来るから」
それで、頼んでた豆腐だけもらってタクシーに乗った。
「今度はロズリーゲ デ フランシア」
「はい、第4市場の」
「そう、そこを行ったら大きな病院があるでしょう。なんていったかな?今はブリタニコ?前はクル ブランカだった。知ってる?」
「ええ、知ってますよ」
あゝ、知ってるのか!
「じゃあ、どこから行く?市内の方からも行けるわよ」
「いや、第4市場のロズリーゲ デ フランシアを行きます」
ふうん、うんうん、距離的には近い!と、ちょっと感心する。
やがてタクシーは第4市場の混雑する中を走り始めた。複線の道の両脇には露店が並んでいて、真ん中の分離帯にも車が止めてあって道が狭くなっているのでよけい走りにくい。
それをタクシーはすいすいとよけて走る。上手いもんだ。追い越したりはできないけど。私の亭主はここを通るのを嫌がっていた。
そやけど、此間のタクシーといい、運転手は爺さんばかりだ。
此間のタクシーの運ちゃんは73歳とか言ってた。
「まだ、60歳ぐらいかと思ってた」と、言ったら喜んで
「私は元気ですよ。奥さん私の電話番号持ってるでしょう」
「うん…」市役所で待ってもらった時、電話番号貰った。
後ろを向いて
「今度呼んでよ。マッサージしてあげるよ」
「え、なに…」
「あれやらないとダメよ。あれは薬なんだからね。大いにやらないと」
だんだん話の方向がおかしな方へ行ってしまった。
何!あほなこと言ってんの!こっちはもう壊れとるわい。
と、これはすけべえタクシーだった。
そんなことを思っているうちに、タクシーは第4市場を通り抜けて、ロズリーゲ デ フランシア通りを一直線に走り始めた。
どんどん走ってエスタドスウニドス(アメリカ合衆国)という名前の付いた道の交差点を通り抜けてまだ走る。あれっ、こんなに遠かったかな?
そのうちタクシーは対向車線の方を見て、車がないのを見計らってクルッと反対車線を横断した。
「ここがクルブランカですよ」と言って、運転手は左側の方へ顔を向けた。
道は緩い坂になっていて、その坂道に沿って校舎のような二階建ての長い家が建っている。
えっ、これが?あれ、ブリタニコ病院は高いビルだったはず。
それで2ブロック行って左へ曲がるように指示した。前にうちの爺さんと来た時のことを思い出しながら左に曲がるように言ったのである。
それでまたパリリ通りで左に曲がればいいと思っていた。
ええ~と何処だったかな?見覚えのある物がないかとずっと窓越しに外を見ている。5ブロックほど行っておかしいと思ったので
「ちょっと止めて、誰かに聞いてみるよ」
とタクシーを降りて、単車で走って来た中年の髭もじゃの男に
「パリリは何処ですか」
男は訝しげな顔をして
「パリリ?さあ知らないな」
「ここら辺にパリリって道あるんだけど」
「この近くにはパリリなんて道ないよ」
「あ、そう。すみません」
おかしいな、何でないんだ。さてはこのタクシー、ボッタクリか!
わざと大回りしてタクシー代吹っ掛けてくるやつがいる。その手に乗るか。
なめるんじゃないよ。で、すごい剣幕で
「あそこがクルブランカだって嘘言ったな!もうお金払わない!」
と、まくし立てた。
運転手は交差した道の向こうにタクシーを止めて、降りるとゆっくりと歩いて私の傍まで来た。なに!やる気か?私は構える。構えたところでどうにもならないのだが、
後先考えないのが私の悪い癖。私のような小柄な婆さんは摘まんで放られそうだ。
ところが、運転手はやけに落ち着いた口丁で
「そりゃ困ります。じゃ、燃料代だけ払ってください」
そして「20000ガラニーでいいですよ」
と、いやに低腰に出てくる。元々小柄で優しそうな顔をしている。
私は気を静めて
「電話してみるから待って」と、エミちゃんの家に電話する。
「もしもし、エミちゃん、パリリ見つからないよ」
「パリリ?」ちょっと間をおいて「パラピチだよ」
「えっ!」あっ、パラピチかぁ!間違ってた。
またエミちゃんの声が帰って来た。
「パラピチ、イ、セグンダだよ」と、念を押すように言った。
セグンダとは交差した道の名前だ。
「うん、わかった」
私は電話を切って、今度は走って来た白い乗用車を止めて
「パラピチ通りは何処ですかね」
「パラピチなら、ここから3ブロック行ったところだよ」
と、教えてくれた。
それで、運ちゃんも私も止めてあったタクシーに向かう。
これはえらいことになったな。タクシーの運ちゃんに謝らないといけないことになった。
私は後部座席に座ると
「ごめんなさい。間違えてたよ」と一先ず誤って、後は極まり悪るいので笑ってごまかした。
「おかしいと思ったよ。ここら辺にパリリなんてないよ」
と、言いながら運転手はハンドルを切って元の通りに出た。
よくよく考えてみたらパリリ通りはうちの家の近くだった(笑)
1ブロックも行くとスーパーがあって、見覚えのある家並みが見えてきた。
ここ何回来ても覚えられないんだよね。自分の記憶力の悪さに呆れてしまう。
パラピチ通りを左に曲がって20メートルも行けばエミちゃんの美容室だ。
外に出て待っていてくれた。
タクシーの料金は走り回ったので50000ガラニーに超えていた。
「40000ガラニーでいいですよ」と、運ちゃんは良心的に言う。
「いいの?私が間違えたのに」
「いいですよ。いいですよ」と、気のいい運ちゃん。
私は気の毒に思ったが50000ガラニー出して10000ガラニーお釣りをもらった。
美容室の中に入るとホッとした。やれやれやっと着いた(笑)
一人で経営しているので美容椅子二台の狭い美容室だ。彼女ももう年?なので、知り合いの人の髪を切ったりパーマをかけたりする程度らしい。
2ブロック大通りの方に行くとブリタニコ病院のビルがある。何階建てかの大きな病院でアスンシオンでは有名な病院。
私は
「エミちゃんこのブリタニコ病院は前はクルブランカだったよね」と、言うと
「違うよ。サンタクララだよ」
「ええっ!」
「奥さんが悪いんだよ。道も病院の名前も間違ってるよ」
クスクス笑っている。
私の方が頭おかしいのか?どっちにせよ私が完璧に悪いわ。
猫動画に負けた!
2023年2月4日
朝、M子が寝ている私の部屋の戸を開けて
「奥さん、歯が痛いから姪のところに行ってもいい」
と、口を半開きにして歯を見せる。
M子の姪は歯医者なのだ。
また嘘言ってるのか、と私は
「歯が痛い!ほんとに痛いのか」
「昨夜寝られなかった」とM子。
「じゃあ、昼から仕事しなさいよ」
「昼から?土曜日する」
えっ、なに?今日土曜日なのに何言ってるんだろう?
「土曜日って、いつの土曜日のこと?月曜日に仕事しな」
そして「茶碗ぐらい洗っていきな」と言うと、M子は炊事場に入って茶碗を片付け始めた。
炊事場は私の寝室から、リビングを超えた向かい側手にある。
起き上がって炊事場の方に行くと、M子が
「もう行かん、昼から行く」と、歯医者には行かないと言う。
「そうだよ。昼からなら誰にも断らなくてもいいじゃない」
「うん」とM子。
そんなことは分かってるはずなのに、わざと仕事時間に休みを取って出掛けようとする。第一痛くなるような歯などあるのか!一本や二本はあるようだが。
もう何十年も前に入れ歯にしたと言ってた。なんでこう狡いことには頭が働くのか。ほとほと呆れてしまう。
此間はスーパーでカートをひっくり返した。
買った物をカートに入れて、カート用の坂になった通路をタクシーまで運んで行ったのだが、一段下がったところをどうやって下りたのかカートがひっくり返って買った物が散乱!M子が俯いて
拾い集めているのを、タクシーの運ちゃんが手伝っている。段差が15センチぐらいあるので、要領よく下りないと重心が狂ってカートがひっくり返る。
「たまごわれたんじゃないの?」と、私。
M子は何も言わない。私は別の階段を下りたのでひっくり返ったところは見てない。ここのスーパーは段差がある。外に出ると通りより高くなっているので、5段ぐらいな階段がある。
気を付けて上がったり下りたりしないと危ない。
昨夜は猫動画と「登録者増えない74歳おばあちゃんユーチューバーの苦悩!」と動画二つアップ!
猫動画のタイトルは「ご飯食べてウンチしてかくれんぼ❣」
さあ、視聴率はいかに!これを見るのも楽しみの一つ!
弟に電話して好評を聞いてみると
「どうしてウンチを出すん?糞してるとこなんか観たくないよ!」と、怒ってる。
ウンチしてるところなど観たくないと言う。それで
「登録者欲しいから猫動画出したんだろ!ウンチやか出すんだったらもう登録者いらんいうこじゃわ」
要するに、登録者が逃げていくようなきたない動画出すな、と言っている。
さらに「誰も糞なんかしてる動画出してないだろ」と、散々だ。
怒るだろうとは思っていたが、うん、確かに品がない。
それで昼ごはん食べててふっと思いついた。なんでご飯のとき思い出すんかわからんけど!タイトルを「かくれんぼする子猫が可愛い」に変える。
それで、やっぱりウンチしてる所は退けるか!と思ってテレビで観てみると、いや別におかしくないわ。
可愛らしいわ(笑)それにウンチしてるところなどめったに撮れない。やっぱり残しとこ。
品が悪くて登録者増えないんだったら、自分の性格変えないといけないけど!いまごろ性格変えろ、おしとやかにしろって言われたってどだい無理な話!猫動画だって、
雨に濡れてる野良猫を保護した感動の物語みたいなのが受けるらしいけど、私はピンとこない。ピントとくるわけない!子猫は捨てるつもりだった(笑)
弟曰く「ペットは捨てたら訴えられるよ。昔は馬車や牛車があったが、今では法律で禁じられている!時代が変わったんよ」と言う。
私は「ええっ、馬や牛は使うために飼ってるんじゃないの?」
「それが今では馬が可愛そうだということで、単車の後ろに荷台を取り付けてオート三輪みたいなのを使っているよ」
そういえば、馬車って見かけなくなった。まるで徳川なんとか将軍みたいな話じゃないか。馬車が無くなったのは、餌代がガソリン代より高いからかと思っていたが、そうじゃなかったのか。
これは馬を飼っていた人に聞いてみないとわからない!馬が可愛そうだからって、馬を背負って帰ったという、昔話があったけどあほらしいような話だ!
さて、それで視聴回数見てみると、猫動画の方が断然勝ってる。
「登録者増えない74歳おばあちゃんユーチューバーの苦悩!」は猫動画の半分も観てない。仔猫は無心で可愛らしい!悩みも何もなくなってしまう。
そこへいくとおばあちゃんユーチューバーが登録者増えないって悩んでると、やっぱり考えらされる。あるいは、はみだしユーチューバーが何言ってるんだってことになるだろう。
今日の昼は牛肉のカツと天ぷらを作ったのだが、洗い物が流しいっぱいになった。M子が
「奥さん、洗ってくれる?」
「なに!」
「眩暈がするから」
なにやこの女!何言ってんだ!私はカッとなって
「眩暈がするんだったらもういって寝ろ!どこにでも行って寝ろ」
と怒鳴りつけた。
M子は目を白黒させて私の顔を見ていたが、ご飯も食べずに前掛けを外して炊事場から出て行った。
なんちゅう女やもう。わけのわからん!お前が奥さまやってろもう!私の何分の一も働いてないわ!
それで、M子が夕方4時頃電話を掛けてきて
「奥さん、もう怒ってない?」
腹へったんやな!
「なにも怒ってないよ。起きてきてご飯食べな」
「うん」
そんな単純なことでいつまでも怒ってるわけないわ。怒った時点でもう忘れてるわ!
登録者伸び悩むおばあちゃんユーチューバーの苦悩
2023年1月24日
此間の15日の猫の喧嘩はakiyoshikomatsu811にアップした。これは見ものだ。こんな喧嘩はめったに見れない。上手く撮れているので編集は簡単にできた。これは音楽なしでいい。
続いて録画してあったニャミの子猫も投稿。これにはフリーのボーカル入り音楽を入れた。音があった方がしっくりくる。「ニャミアロエの中で出産」というタイトルでアップ。
これがバズった。二日で400回を超える視聴率。私のチャンネルではバズったことに(笑)YouTubeがおすすめ動画にアップしてくれたようだ。
次に「ニャミアロエの中で子育て」これも視聴回数400回を超えた。ニャミはM子が付けた名前だ。
猫の喧嘩の方は、ニャミの動画に追い越されていたが、なんとか400回まで行った。私のチャンネルは登録者少ない割にはよく見てくれる。
YouTubeで収益を得るには登録者1000人いないといけない。まだ100人にも達してない。
YouTubeで登録者の増やし方など、観てみると一年経っても登録者増えないチャンネルはゼロからやり直し!ええっ!私はもう5年もやっている。
全然ダメじゃん!これだと10年経ってもダメだ。
よく考えてみると、パソコン、お絵かきソフトなど何百万ガラニーも投資して、全然稼いでない。今まで何をやってたんだ。ボ~と動画投稿していたって何にもならない。
もっと考えて作戦を練らないと。此間も言ったように、70代南米一人暮らし、でもやればいいかわからないが自分の懐曝け出すのもどうか?それとも何か教える!これは視聴者様のお役に立つようなことを教えて登録者を増やす。
例えば、プログラミングもそうだが、料理、手芸などなど色々ある。ダメだ!私は人様に教えられるようなことは何もない。その他、歌はいいけど歌手がいない!
ここでニャミの動画がバズった(私のチャンネルでは)のでこれはチャンスかも。せっかくニャミが子猫を生んでくれたのだから猫動画にしよう。猫とか犬、マスコットは登録者多い。
それで、続けてakiyoshikomatsu811に出そうと思ったが、弟が別チャンネルにした方がいいという。確かに、私のチャンネルはジャンルが決まってない!どれでもこれでも押し込んでいる。
似たような動画を、二つのチャンネルに交互に出している。これではダメだ。ジャンルを絞らないといけない。これが登録者を増やす一番大事な所だ!
早速akiyoshikomatsu811のサブチャンネルを作った。これはもうめちゃくちゃ簡単。この仕組みはよくわからないが、アカウントもパスワードも親チャンネルakiyoshikomatsu811のを使うので書き込む必要はない。
チャンネル名は弟とも相談する。猫だけだとネタ切れになるかもわからないから、マスコットがいいと言ったが、マスコットはどうも?私はそこら辺に飾ってある、人形などの置物で動くマスコットは持ったことがない。
犬は30年位前に一匹飼っていたが、14歳で亡くなった。犬でも亡くなると悲しいので、生きてるものは飼わないことにしてある。それに口のあるものはいらん!金かかるし、ご飯を食べらしたり身体を洗ってやったりで世話がいる。
そんなことしてる暇ない!と、言いながら今野良猫の世話をしている。結局、娘が「野良猫ニャミ」がいいと言うのでこれにした。
視聴回数400回以上になっているのに、新しいチャンネルに移すと0回になるのだがやむおえん!400回なんて数のうちに入らんわ。他の人は一日で一万回だ。
アップしたのを削除して、保存してあった同じ動画を「野良猫ニャミ」にアップする。その後、爺さんや娘、弟に「登録して!いいね!押して」と強制する。
自分の他のチャンネルでも登録して、登録者6人になった。捨てるはずの子猫がスターになったわけだ!さあ、これで登録者が増えるかどうか。
やってみなきゃわからんわい!
市役所へ
2023年1月19日
今日は市役所に税金を払いに行くことに。一年に一回払う固定資産税かな?
一月に払って置けば少し割引がある。
税金は近くの組合でも払えるが、提出してあった貸しサロンの設計図を貰いにいかなければいけない。それに、市役所で払えば銀行手数料はいらないので、タクシー代ぐらいは出る。
銀行でお金もおろして、だいたいこれだけと、あらかじめ計算して持っていく。住んでる家と、貸しサロンと今リフォームしている家とで三軒分。
ここは家屋税に特別料金が別添えで来るので、一軒に二枚請求書が来る。住んでる家は二区画あるので4枚来る。今年はリフォーム中の家だけ請求書が届いていて、
あとは届いてないので、このぐらいな値上がりはあるだろうと予想で計算した。
そうだM子も連れて行くか。どうせ家にいたって何もしないだろう。
「今日市役所に行くけど、行く?」とM子に聞いてみると
「うん、行く。どこかへ行きたい」と、M子。
うん、そうか何処へも行ってないからね。でも、これが昼からだったらどうだろう?絶対行かないだろうな!家で働いてるのは午前中だけ。
この前のクリスマスイブの前日のように時間外は絶対手伝わない。どういう考えか知らないけど、今日は午前中なので問題ない。
帰りにスーパーに寄って買い物したいのでM子がいる方が助かる。それで私は
「じゃあ、行こう。8時半頃ね」と、念を押す。
銀行が開くのが8時半。銀行、市役所、スーパーと、頭の中でスケジョールを組んで出掛ける。
銀行も開いたばかりで、人が少なかったのですぐに終わって、9時過ぎに市役所に着いた。
タクシーの運ちゃんが
「時間かかりますか?待ってますよ」と言う。
「ここはちょっとすぐには終わらないです」
「税金払うのなら、車に乗ったまま払えますよ」
そうか車に乗ったまま払えるのか、とちょっと感心しながら
「そう。でも、ほかにも用事があるのよ」と言うと
「待ってますよ。大丈夫ですよ」と、ちょっとしつこい。家の近くのタクシー乗り場から来ているので、空で帰りたくないのだろう。
「じゃあ、お願いします」と、待ってもらうことにした。
税金の請求書を貰って、鞄から紙と鉛筆を出して、M子に持たせた計算機で足し算。ここは桁が多すぎて、暗算では出来ないので、いつも計算機を持ってくるようにしている。
スマホでもできるけど小さいので、やっぱり大きな字の計算機がいい。
いつもこの時期払いに来るが、必ず計算機を持って来て合計出してレジに並ぶ。計算した数字が合致しないと払わないのだ!いい加減人を信用すればいいのだが、どうしてもまだ疑うという先入観が付きまとう。
何年か前だが電気代払いに行って、100000ガラニー足りないと言われたことがある。
うちの電気代は一階、二階、サロンと三つに分かれている。それをいつも合計して、だいたいぴったり持っていく。
この時も計算して、現金を何回も数えて持って行ったので間違いないはず。一応足りない分はレジに渡したものの、どうしても納得がいかず、警備員に聞いてみると
「支店長に言った方がいいですよ」と言って、わざわざ呼んでくれた。
禿げ頭の小柄なおっさんが出てきて「どうしました?」
事情を説明すると、直ぐにそのレジの女の子を呼んで奥の方に連れて行く。暫くして、私の所へ来て
「お金はキーボードの下になってたそうです。彼女から貰ってください」と言う。
それでまたレジに行って返してもらった。やれやれ!でもこんなに速やかに対処してくれたのは初めて。ここは、盗ったのではないかと疑わしく思っても、同僚を庇って「100000は何処かで使ったんじゃないですか」などと言ってまず戻してはてくれない。
なので大金?を払うときはレジの女の子に「私の見えるところで数えて」と言う。大抵お客さんに見えるように数えるが、たまにガラス越しのカウンターの下で数えるのがいる。
さて、市役所の税金を計算してみると、500000ぐらい足りない!
ええっ!こんなに上がったんかよ!毎年上がってはいるのだが、大通り沿いにあるサロンが大幅に上がっている。これじゃ足りないじゃないか!それで一番少ない金額の請求書を一枚退けた。家に帰ってから組合で払わないと、しょうがない!
レジに行ったら私が計算した金額とぴったり合っていた。
支払いは終わったので、今度は頼んであった設計図を受け取りにエレベーターで4階に上がる。受付の女の子に、支払い済みの領収書渡すと「ちょっと待ってください」と言って何処かへ消えたが、
直ぐに舞い戻って来て「探してます。暫くお待ちください」と言う。提出した設計図を探しているようだ。
その暫くが長い!いつまで経っても現れないので、また聞いてみると「はい、今探してます」という返事。
何処まで探しに行ったんや!もう30分1時間ぐらい経ったのでは?私は待たせてあるタクシーのことが気がかりになった。携帯番号貰っとけばよかったのだが。
市役所の職員は何をしているのか傍からみたらわからない。いろいろと用事はあるようだが効率よく動いているとは思えない。
市役所に来るといつもこうなんだよな、と腹の中で愚痴っていると、M子が
「この人ら何してるんだ。仕事してないじゃん。ぶっ叩いてやろか!」と嘯いた。
えっ!え、え!まさかM子の口からこんな言葉が出るとは!どうしたんや?
この後、それこそ暫くして、若い男が何枚も提出した分厚い設計図のファイルを持って出てきて、サインが足りないとか言って、何階か上に上がってまた下に降りて、受取書にサインしてここでやっと終わった。
設計図10枚ぐらい提出させられたのに受け取ったのはぴらぴらの一枚!こんなの貰うのに一年近くかかったのか!でも、あの若い男背が高くてイケメンで親切だったなぁ!M子に言ったら「うん」と頷いた。
その後、待たせてあったタクシーに乗って、スーパーで買い物して無事に帰宅。
賑やかだった二日間
2023年1月15日
昨夜、甥っ子たち家族は試合の後歓迎会があったとかで、遅く帰って来た。
小学生野球はピラポ市街地が優勝したといって、しんちゃんが金メダル、はなちゃんも小さいメダルを貰ってきた。
帰ると直ぐにゲームセンターに行くとかで、慌ただしく出掛けて行く。10時半ごろ帰って来て
「遊んだ?」と私が聞くと、甥っ子が
「高い!一回が9000ガラニーもするよ」
「ええっ、9000ガラニー!それは高いね」私も吃驚!
「5回で50000ガラ二―もする!」で、あまり遊べなかったようだ。
9000ガラニーは日本金の200円ぐらい。日本だと100円コインを入れて遊んでいるが、ここは倍ぐらい。ここのサラリーマンの最低賃金が5万円ぐらい。
所得からするとゲーセンの200円はめちゃくちゃ高い。後進国は文化的なものは、輸入しなければいけないし何でも高い。
しんちゃんとはなちゃんはまだ遊び足りないのか、賑やかに走り回って、ソファの上の背凭れに跨ったりで、私は落ちるかと思ってはらはらしている。
甥っ子が「はなは今日野球やった?」
「うんやったぁ~」
「何をやった?」
「知らない、忘れた」と、気のない返事。
「忘れた!」私は思わず噴き出した。
はなちゃんにとって、今日の野球より今の遊びの方が優先なのだ。
暫く騒いだ後、はなちゃんは私のアイパッドを目敏く見つけて、YouTubeを見る。自分で検索して好きなチャンネルを見ている。
しんちゃんも後ろから覗き込んでいる。二人ともアイパッドがお気に入りのようだ。
甥っ子は今日また少年野球の審判を頼まれてるとかで、朝早く家族でグランドへ出掛けて行った。野球に参加するのも大変だ。
甥っ子が住んでいるピラポの西チームが負けたら帰る、勝ったら残って観たいのでまた泊まらしてもらう、と言って出掛けて行った。
一時間ほどして甥っ子から電話が掛かってきた。
「負けた!負けたから帰るよ」
「負けたか!負けたから帰るか。残念やったな。気を付けて帰りなさいよ。またおいで!」
「おばちゃんも元気でな。また来るよ」
と言って甥っ子たち家族はグランドから真っ直ぐピラポへ帰っていった。賑やかな二日間だった。
昼過ぎ猫の威嚇する声がするので、さてはニャミがやられてないかなとベランダから覗いてみると、蘭小屋の横に黄色の猫がいて、尻尾をゆるゆる動かしている。
いつも家の庭をうろうろしている雄猫だ。蘭小屋の中はよく見えないがもう一匹居るようだ。それで、もつれ合って岸崖から落ちた。私はアイパッドを持って急いで階段を下りる。
岸崖の下で同じような黄色い猫が睨み合っている。一匹は少し濃い茶色の縞になっている。私は洗濯物干場になっているテラスからカメラを向ける。
ちょうど猫が対峙しているところまで、5メートルぐらい。そこの一階上にいるので録画するにはちょうどいい距離で、絶好のチャンスだ。
二匹とも足の太腿の筋肉が張っていて、まるでライオンのようだ。鬣はないので雌のライオンかな。この先どうなるのか?取っ組み合いになるのかと、期待しながらカメラを向けている。
黄色の猫が威嚇する。この声をどういう風に表現すればいいのか、何とも気持ち悪い声だ。どうもこの黄色い猫は家の庭を縄張りにしていて、茶色の縞の猫を追い払おうとしている。
お決まりの縄張り争いのようだ。黄色の猫はこっちを向いていて、ちらっと私の方を見る。逃げる気配などさらさらない。やるのかどうなのか、はらはらしながら見守る。
バスッと音を立てて、二匹がぶつかって取っ組み合いの乱闘劇になった。後ろ脚をバタバタ蹴って、取っ組み合いは暫く続いた。
これは凄い!猫の喧嘩始めてみた。鳴き声は聞いたことあるが、猫はあまり人前では喧嘩しない。犬はどこででも始めるので、犬の喧嘩は見たことある。
アイパッドのビデオカメラがずっと回り続けている。取っ組み合いが一ラウンド終わって、二匹が離れた。黄色い猫は口から何か吐きだそうとしている。
間もなく黄色が唸り声をあげてまた威嚇し始めた。よしまた始まるぞ。尻尾をゆらゆら動かして睨み合っていたが、また取っ組み合いになった。
二ラウンドは短めで終わって、プールの横に移動していった。ここでまた始めるようだが、私は切り上げて二階に上がって撮った動画を見る。
上手く撮れている。YouTubeに出すのにいいの撮れたわ。
M子起きない!
2023年1月13日
二階の炊事場で茶碗を洗う音がしたので、今日はM子起きたのか!
と、私も起きて行ってみると、一階から上げてきた鍋を持って頭を前に突き出して「首が痛い。仕事できない」と言って、下に降りて行った。
ここで説明しておくが、うちは一階にも炊事場、二階にも炊事場があって、一階で作ったものを鍋ごと二階に上げたり、また二階で作って下におろすこともある。
一人一人が自分の台所を持っているようなものだ。自由でいいけど無駄でもある。何とかしなければと思っているが、何とかするのも大変なのである。
それで、M子は鍋を持って下りて行ったわけだが、私は、今日も仕事しないのか、とだんだん腹が立ってきた。今朝雨が土砂降ったのでグラシエラも来ないし、掃除しないといけないのに何なんだ!
というのも、明日、全パラグアイ小学生野球、少年野球があって、それに参加するのに、今日甥っ子の家族が来ることになっているのだ。久しぶりのお客さんなので、私も張り切って、
昨夜は9時頃までかかって、トイレの掃除やら寝室の用意をした。
まだ、一階のリビングの掃除二階のリビングの掃除が残っている。
M子は二日前の朝「喉が痛い。コロナになった」と掠れた声で言って、前掛け外して部屋に引っ込んでしまった。やっぱりうつったのか、と思ったがあくる日どんな具合か聞いてみると
「喉は痛くないよ」
これはコロナじゃないな。声が掠れてたのは、どうもクーラーのようだ。一晩中クーラーをつけてると喉をやられる。
「まだ起きないの?」
「眩暈がする」
「明日は起きるんだね」と、念を押した。
それなのに、今日も又寝るつもりなのか、世界で一番寝た女って、ギネスブックに載るぐらいだ。
私は、腹が立ってむかついてくるのを抑えて、一階に降りてM子の部屋の窓を開けて
「何よ!起きないの?」
M子は枕を高くして頭を持ち上げて寝ている。いつもの毛布を体に巻き付けている。
「首が痛い」
「枕高くして寝っぱなしじゃ、首が痛くなるよ」そして「コロナの検査に行く?」と、わざと聞いてみた。
「いかない」と、M子。
やっぱり仮病か!コロナでなかったらどうってことないわ!
私は、窓とは反対側にあるドアの方に廻って
「ちょっと、開けなさいよ」と冷静に構えて、ドアを叩く。怒ると開けないこともある。こっち側にも小さい窓があるので、そこから覗くと、
M子が立ち上がってドアを開けに来た。鍵を開けるとすぐにまたベッドへ。横着な女だ。
「起きなさいよ。起きなかったら水掛けるよ!」と凄んで見せた。
それでも平気で寝ている。この女!
私はまずドアのカギをポケットに入れた。外に追い出したる!M子の部屋の前に雑巾を洗ったりする低い流しがある。
そこに長いホースが付いている。そのホースの先を掴んで蛇口をひねった。そしてM子の部屋に入って顔に水を飛ばしかける。
あまりかけるとほんとに水浸しになるので、加減しながら。
「起きなさい!」
「奥さん、やめて」
とは言ったが、まだ起きようとはしない。まるでカエルに水をかけた時のように平気でいる。何なんだこの女!
「起きなさい!」
M子の荷物を外に放り出した。M子はタンスに入れないで、服も靴もビニール袋に入れて置いてある。ここらあたりからもうすでにおかしい!普通なら服はタンスに仕舞って、
靴は下駄箱に入れるものだが、それも面倒で出来ないという。
袋に入ってるので放り出すのは簡単。外はまだ雨がショボショボ降っている。ベッドサイドにあるハンガー掛けも外へ放り出した。
「起きなさい!」
プラスチックの椅子をM子のベッドへ放り投げた。
M子はやっと立ち上がった。
「出なさい!外へ」剣幕で迫っていったら、M子は仕方なしに外へ出た。もう入れないようにドアに鍵を掛ける。そして
「車庫に持っていきなさい!」私は濡れている袋とハンガー掛けを車庫に持っていくようにM子に言う。
家に入れないように全部のドアに鍵を掛けた。家に入るとソファの上で寝るからだ。
暫くして、多分30分ぐらいして、すごい勢いでブザーが鳴った。
M子だということは想像がつく。私は下におりて行って、車庫に出るところの戸を開けた。M子がよれよれのまま立っている。
「仕事する」と小さい声で言って入って来た。
二階の掃除をするように言うと、二階に上がって掃除機をかけ始めた。
M子は何かの精神病だと思うが、医者には行きたがらない。私も精神病を扱う忍耐力も知識もない。背中にベッドが引っ付いているのかと思うぐらい寝て、人を欺くことしか考えてないM子を、
全く他人の私がみる義務も責任もない。ちょっと優しくしたら付けあがって、うっかりしたらこっちが廻されてしまう。世の中舐めるんじゃねえよ!って言いたくなる。
私はこれを、70と60の婆さんがこんなことしてるか、と思いながら書いている。
夕方6時半ごろ、甥っ子が奥さんと子供二人、家族4人で家に到着。6年振りぐらい。甥っ子も太って貫禄が出きた。下の6歳の女の子は初めてお目にかかる。
上の8歳の男の子も赤ちゃんの時見たままだ。これは、コロナで外出できなかったということもあるが、なにか行事でもなければ会うことがない。
一気に賑やかになって、今夜は皆でレストランへ行くことにした。
Wi-Fiが切れた!
2023年1月10日
朝6時過ぎ!目が覚めるとアイパッドを見る習慣になっている。
あれっ、Wi-Fi付いてない!おかしいなあ、どうしたんだろう?
Wi-Fiルータを見てみたら、赤いランプが点滅している。
あれぇ~!どうしたの?今日ズームでのオンライン授業申し込んであったのだ。
すぐにWi-Fi会社に連絡。すぐにとはいかない。電話番号見つからなくて、Wi-Fi払った時の領収書、契約書探して見たけど、電話番号載ってない。
電話会社に聞こうと思って電話したけど繋がらない。もしや携帯にと思って見たら、ちゃんと登録してあったわ。
いつも遠回りしてるからよけい暇いる。
それで、Wi-Fi会社は「現在その地域は断線していて直してます」
「ええっ!今日10時からズーム会があるのでWi-Fiないと困ります」
「はい、わかります。今直してますから」
これはいつ直るかわからんな!娘に電話してオンライン授業キャンセルしてもらおう。さて、どうやって連絡すればいいんだ。
いつもラインで連絡とってるのでWi-Fiないと繋がらない。
それで、携帯にあるWhatsAppで爺さんを呼んでみた。出ない?やっぱりWi-Fiないとダメなのか?
その後、またWi-Fi会社に電話してみると
「広い範囲で壊れてるので、直るのは午後でしょう」
ええっ!もうダメか。
Sさんに頼んで爺さんに電話してもらうように言うと
「携帯をWi-Fiにできますよ」と、設定してくれた。でも、これは臨時の時に使うだけで、1時間のオンライン授業は受けられない。
娘とラインで繋がったので、キャンセルしてもらうように頼むと
「キャンセルできない!昨日だったら出来たんだけど」
ええっ!もう間に合わないのか。それで
「今月はもう授業は受けられないよ」と、娘。
「ええっ!」
それで払った分はもう帰ってこないというのだ。
損するのあほらしい!
「じゃあ、叔父ちゃんの所へ行くよ」と言って、今度は弟に電話。
弟は「うん、いいよ」と言うので、弟の事務所で働いてるSさんにその旨伝えると、暫くして
「僕のWi-Fi使ってください」
「えっ、いいの?」
「はい」
家で出来れば、パソコンも見えるし、それはありがたい。
それで、Wi-Fiを小さい方のアイパッドに繋いでもらった。
Wi-Fi繋がったので、爺さんともちょっと話して、ズームオンライン授業の準備。
私が写経したYouTube動画のマリオなんちゃら、これの旗を落とすところがどうしても上手くできないので、この部分のソースコードを写真に撮った。
本当はパソコンを見ながら授業を受けたかったのだが、二階のパソコンがあるところまでWi-Fiが届かない。
まあ、これでもなんとかわかるだろう。と、大きいサイズのアイパッドと、小さい方のと、二つ持って下へ降りた。
M子が「ご飯、何するの?」
うん、めんどくさいな、この取り込んでる時に!。勝手に何でも作れ!そういうわけにもいかんか。それで
「豚肉とキャベツを炒めてよ」
キャベツは爺さんが居た時買ったのだから、5ヵ月ぐらい前のやつだ。なにせ爺さんが日本に行ってから物が減らない。一人では食べ切れないのだ。
そうだ、あのキャベツ古いから腐ってる葉っぱがあったな。M子にやらしたら、腐ってる所も入れられる!老眼で眼鏡かけてないのでよく見えないのだ。
私はわざわざ炊事場まで行って
「M子はご飯炊いて、キャベツは私がするよ」
「うん」
これで、Okだ。
時計見たら、もう10時前5分。昨夜、大きいアイパッドにGmailダウンロードして、メールの中にあったレッスンURL押したら、ズームのアイコンが表示された。
こりゃあ簡単だわ、と思ってた。
いよいよオンライン授業!ズームにサインイン。繋がらない。それで気が付いた。この大きなアイパッドはWi-Fiに繋がってない。うわぁ!どうしよう。
設定のWi-Fiを見たら、SさんのWi-Fiがあったので、押したらパスワード入れろって出てきた。当然のことだけど!パスワードは置いて行ってくれてないので判らない。
仕方がない、この小さいのでやろう。と始めたけどログインできない。パスワードか何か入れないと出てこないようだ。何度もやってると、共有しますか、
と出てきたので共有押したら大きいアイパッドのパスワードが入ったようだったけど、すぐに消えてしまった。両方にWi-Fi付いてないとダメだ。
この二つのアイパッドは親子になっているのか、写真を撮ると両方に保存される。ラインは大きい方にもダウンロードしたがすぐに使えなくなった。
両方に入れるとダメなのかな。で、大きいサイズのアイパッドのズームアイコン削除。それでも繋がらない。
結局、繋がらないまま終わった。どうも、レッスンURLで送られてきた番号使っちゃったからダメなのか???
ここで落ち着いて考えないといけないのだが、焦ってるので頭が混乱している。アップルでズームをダウンロードすればいいのを、検索することすら忘れてる。
大きいサイズのアイパッドのズームは2年前、日本人会の総会の時に使ったのでもともとあったのだ。
娘の方はズームで繋がってるみたいで
「今日はもうダメだから断ったよ」
「うん、ダメだ繋がらんよ」
焦ってるだけで、何もできない。諦めた!
今日に限って、なんでWi-Fi壊れたんだ!
「こんちわ」も言わないのにうん千円持っていかれたわ!
オンライン授業なかったら、一日ぐらいWi-Fi切れてもどうってことないんだけど!
時間を決められたらどうにもならない。どうやって勉強すればいいのかわからなくなった。
Wi-Fiあっても停電になることもあるし。ここは事前に通知が来ることはまずない。いきなり切れる。
今年は元旦からコロナ宣告受けたからロクなことないかも(笑)
Wi-Fiは午後4時過ぎに点いた。
物忘れ
2023年12月9日
今日は探し物が多かった!さては認知症の始まりかと思ったぐらいだ。フロリダ(パラグアイのフロリダ) の別荘の水道代めちゃくちゃ高く来たのでクレーム。
貸別荘にしてあるのだが、借り手がいないのでここ何ヶ月か空き家になっている。クレームはSさんに頼んであったのだが、まだしてないというので水道局に電話しようと思って、
印刷したはずの請求書探したがない。M子に聞いても知らないという。散々探し回って、Sさんに送ってあったので送り返してもらうように言ったら、
支払い済みの請求書送ってきた。
「これじゃなくて、今月のは?」
「これしかないですよ。もう一枚はパソコンの写真です」
ええっ!そんなはずないのにおかしいなあ?で、Sさんが送ってきた写真を見ると下に黄色のタオルが写っている。何故か、何か月か前から小机の上に黄色のタオルを敷いてある。
タオルを見てはっきりと思い出した。支払い済みの請求書はタオルの上で撮って、今月の請求書はパソコンで表示して、アイパッドで撮ってラインで送ったんだった。いくら探してもないわけだ。
それで、水道局呼んでみると、フロリダならこの電話番号呼んでください、と電話番号くれたのでそこへ掛けてみる。呼んではいるけど誰も出ない。
電話番号間違えてるのではと、電話局に問い合わせてみると、フロリダの水道局の番号はありません。なんじゃそりゃ!
仕方がないのでアスンシオンの水道局にまた電話。フロリダの水道局は応答しないことを言って
「水道代が先月は31000ガラニーだったのに今月は140000ガラニーきました。どういうことでしょう?」と、言うと
「ちょっと待ってください」で、待たされること10分ぐらい。そのうちツーツーと不通になってしまった。
ここは電話でクレームしても相手は掠り傷一つしない。直接行って話しをするのがいいのだが、フロリダまでは遠すぎる。アスンシオンから160キロ。
別荘のリフォーム工事をした左官屋に話して、今月の請求書を携帯で送ると
「今、フロリダ、人が多いので、このぐらい水使っただろうって、適当に付けたんですよ。メーター計なんか見てないですよ」
「ええっ!そんなことするの?」
フロリダは避暑地なので夏場は人が多い。それで勝手に水をたくさん使ったことにしてる?だいたいここのお役所とか、水道局は対応が悪い。
クレーム付けても反応ないので、泣き寝入りってことが多い。
こんなことに時間割いてたってしょうがないので、庭に出て昨日のニャミの子猫どうしただろう、と見に行ってみた。
昨日、二階の階段を下りていると、子猫の鳴き声がする。
私は、年齢の割には耳はよく聞こえる。ちょうど、Sさんの車でスーパーに出掛ける時だったので
「Sさん、階段の下に子猫がいるみたいだ。ちょっと見てよ」と、言うと
Sさんは懐中電灯を持って来て、階段の下を覗き込む。
「あっ!います」
「えっ、どこに?」
「あの隅っこの方」と、Sさん。
私は懐中電灯を貰って、腰をかがめて階段の下を覗き込む。
いたわ!隅っこの薄暗い所に、親猫に抱かれて3匹もいる。もう目が開いて、よく太った子猫が!足はまだしっかりしてないのか、ゴソゴソと動いている。
そうかそれで、此間ニャミ(親猫)は二階に上がってきて部屋の中をキョロキョロしながら覗き込んでたのか。子猫匿うところ探してたんだな。
こりゃあ困ったな。どこに捨てようか。
Sさんに言うと
「どこへでも捨てたら何か言われますよ」
「スーパーに捨てようか?」
スーパーなら人が多いので誰か持って行ってくれる、と思ったけど
「そんなところに捨てるんですか!」Sさんは驚いたふう。
見つかったら怒られるか(笑)
「裏の道に置いときますよ」と、Sさん。
裏の道に置いたって、すぐに連れてくるけど、しょうがないわ、で
「裏の方へ持って行って」
それで、Sさんはシードルの段ボール箱に入れて、ポルトン出たところの裏道に置きに行った。
スーパーから帰って来たら、ニャミが泣いている。子猫を探しているようだ。ニャミを呼んで裏口の方へ連れて行くと、箱の中に入っている子猫の匂いを嗅ぐようにしていたが、
自分も箱の中にそっと入っていったので、これでいいわ。そのうちだれか拾ってくれるだろう。と、昨日はそのままほっといた。
今日は、またその子猫のことが気になってきた。
ポルトンを開けると、ニャミも子猫も箱に入ったままいるではないか。どっかに連れて行ったのかと思ったら、まだ箱の中にいたのか!
箱を持ち上げると、ニャミは箱から飛び出してフ~フ~って怒ってる。子供をとられると思ってるのかな。あっ!これビデオ撮ろう。
それで、水やりをしていたM子にアイパッドを持ってこさせて、録画するように言うと、M子反対に持って、アイパッドの裏側の小さい穴を覗きこんでいる。それで
「何も写ってないよ」
この前教えたのに、私はイライラしながら
「それ反対だよ」と、言ったら持ち替えたけど、まだ写らないと言う。
「猫写ってないの?」
「写ってない」
「何よ!ちょっとかして」とM子からアイパッドを取り上げて、ニャミを写して
「ほらここに写ってるでしょう。見えないの?」
「見えない」
「見えない?目おかしくない!目見えなくなったら大変だよ」
と言うと、M子は「足が痛い」と言って、くるっと踵を返してさっさと家の方へ!足が痛いというのにスタスタと歩いてる。
なんじゃ!あいつはもう!
しょうがないので、私がちょっと猫動画撮って、子猫を箱ごとまたポルトンより中に入れておいた。
夕方になってアイパッドがないことに気が付いた。小さい方のアイパッド。これには四川省を入れてあるので、暇なときはいつもこれで遊んでいる。
イライラしたりクサってるときも、これをやると落ち着いてくる。136個の麻雀牌がランダムに並んでいて、同じ牌を二個クリックすると消える。
単純なゲームなのにやめられない。10年位前からハマってる。
何処に行ったんだ?確か一階の下駄箱の上に置いてあった。それで一階に行ってみる。ない!二階に上がる。見回してみるがどこにもない。テーブル、
机、ベッドの上は布団を剥ぐって見たがない。まさか、盗られた!下駄箱の上に置いてあった時、誰か入って持って行った。うわぁ!あのアイパッド盗られたらデーターが、
で全身蒼白!血の気が引いていく!
そんなことないわ、門の鍵は掛かってるんだから、誰も入れるはずがない。家のどこかにある。そう考えると落ち着いてきた。
Sさんに言って、ラインで呼んでもらう。一階では返事がないので二階に上がってみる。うんともすんとも言わない!うわぁ!ない!今度は下に降りて耳を欹てるが、
ラインの呼び出し音が聞こえない。ということはこの家の中にはない!
Sさんが「庭に持って行ってないですか?」と言って、ラインで呼びながら庭の方へ。それで、気が付いた。マンゴーの木の下だ。
「ごめん!マンゴーの木の下に置いたよ」
もうマンゴーの木の方まで歩いて行ってたSさんが
「ありました!ありました」
あゝよかった!
また子猫を撮ろうと思って持って行ったんだ。それで、マンゴーの下の蘭棚に置いた。ええっと、蘭棚に置いて何してたんだっけ?忘れたわもう!
キンチョの屋根に木が生えた
2023年1月5日
昨日雨が降ったので今日は涼しくなった。それにしても一日中降った。雷はあまり鳴らなかったのでよかった。
そういえば最近雷ならないな!クリスマスパーティーの時も鳴らなかったし!
雨上がりはいつも草取り。M子は手で引き抜く。私は鍬を使う。実家が農業だったので鍬は使い慣れている。
Sさんに鍬を使ってるところをビデオに撮ってもらった。面白い写真やビデオが撮れたらFacebook や Twitterにアップする。
「あれっ、キンチョの屋根の上に草生えてますよ」とSさんが言ったので、M子も私もキンチョの方を見る。あれっ、本当だ!大きな木が生えてる!
Sさん、アイパッドを持って眺めまわしていて気が付いたのだろう。
私は「いつの間に!全然気が付かなかったよ」
これは質の悪い木で、セメントの間でもどこにでも生えてくる。
喉に効く薬草だともいわれているが、生えたら小さいうちに引き抜いておかないと始末に負えない。家が壊されてしまう!
それでキンチョの流しの上の壁が壊れてるんだな!壁が膨れ上がってきてたのは気が付いていたのだが、まさか木の根っこが出てきてるとは!
誰かに切ってもらわないといけないな。
そして今日、ますます、壁が膨れ上がってるようなので、リフォームを頼んである業者さん、Nさんに電話した。ちょうど近くにいたとかで、すぐに来てくれた。
屋根に上がって木を切ってくれて
「隣の塀と壁の間に生えてました」
切り落とした木を見てみると、私の背丈位(1メートル50センチ)に伸びている。屋根の上なのでよほど気を付けて見ないと見えない。
気付かないうちにどんどん大きくなっていく。成長するのも早い木だ。
壁は左官屋さんが来ないと直せない。膨らんだ壁を剥がして、根っこを取り除いて、壁を修正しないといけない。余分な出費がかかるな。
もう生えてこないようにがっちりセメントで固めてもらおう。
Nさん、家のリビングに入って直ぐに
「これアルコール?ちょっとかります」
裏の庭から表へ出るのに、リビングを通ると早いので、親しい人はリビングを通る。それで、Nさん目ざとく、アルコールのスプレーを見つけたようだ。
私は、あれっ、あんなところにアルコール置いてあったのか。どこに行ったのかと思ってたわ。
それで丁寧に手にアルコールを擦り込んで帰っていった。
そうか、私はコロナだった。Nさん気にしてたんだ。そりゃあそうだろ!うつるからな。
そういえば、一昨日、大晦日にお寿司を持って来てくれたレストランのオーナーが、餃子とSさんの薬を持って来てくれたので、餃子のお金を渡すと、今はいらないという。
「ええっ、持って行ってよ」と私。手渡してるわけではない。玄関の下駄箱の上に置いて、私は3メートぐらい離れて立っている。
「お釣りないからいいです」
「お釣りはいいわよ」
と、何度か押し問答して、やっと自分の財布に入れた。
そうか、お金が怖かったんだ(笑)20000ガラニーぐらいでコロナうつされたら大変。私も無神経やったな。気が付かんかったわ!
送金
2023年1月2日
ここのお正月休みは元旦だけ。お向かいのようにダンスパーティーで夜を明かす人もいるが、近くの川へ家族で海水浴。
海ではないので川水浴。まあ、日曜日が終わったような感じだ。
コロナに罹っているので、外出は控えないといけないのだが、どうしても支払わなければいけないことがあって、Sさんの車で出掛ける。
Sさんの車は年期の入ったメルセーデベンツ。
出掛けに、部屋にいたM子に「出掛けるからね」と、窓から覗いてみると、またベッドに寝るところだった。
「何してるの?」
「眩暈がする」
そりゃあ目眩がするわ!正月パンと水だけじゃ。
「留守番ぐらいできるでしょう」
と、言うと仕方なしに炊事場の方に来た。
まったくもう!
コロナの私より、先にひっくり返ってたんじゃ世話ないわ。
Sさんもぜえぜえいいながら運転。まだ咳が出て息苦しいらしい。
私は軽症だが、Sさんは症状が強かったようで堪えてる。
タクシーを頼もうかと思ったが、コロナをうつしてはいけないので、Sさんに無理に頼むことにした。
正月二日目にして、街はもう正常に戻っていてどこの店も開いている。交通量は少ないような気もするが。
支払いというのは、アルゼンチンから入っているダイレクトテレビ。
今はアスンシオンの携帯会社が、有線でNHK を配信しているが、5,6年前まではアルゼンチンやブラジルのダイレクトテレビで観ていた。
私の母などは飯より大事なNHKといって、日本語チャンネルなしでは食事も進まないありさまだった。
年取るほどに日本語が恋しくなってくるようだ。
このNHKチャンネルのあるダイレクトテレビのチューナを、隠れて持ってきていたのである。支払いはパラグアイ河の対岸にあるアルゼンチンの町まで毎月払いに行く。
今はほとんどの人が携帯会社のケーブルテレビに変えたので、数人しかいないが、やはりアルゼンチンまで払いにいかなければいけない。
これが困ったのは、コロナ過で国境閉鎖になった時だ。アルゼンチンに知り合いもいないし、払うすべがなく、やむおえず抜け道を通って支払いに何度か行った。
そのうち、国境の町に住む人と知り合って、頼むことになった。最初は払ってくれるかどうか心配だったが、問題なく責任もって払ってくれているので助かっている。
その国境の町までバスで行ってたら二時間かかるので携帯で送金している。
私も色々やったものだ!
小説家になろうに「担ぎ屋」という題で投稿してあるが、このチューナを持って来てた時代のことを書けば一冊の本になるぐらいあるのではないかと思うが、
それはまた後日書くことにする。
携帯会社はどういうわけか満員だ。座って待っているお客さんが多い。携帯の契約かケーブルテレビの契約で来てるのか?。
自分がコロナに罹ってるので人混みの中に入るのは憚れる。かといって入らないわけにはいかない。
レジの方は少ない。送金、携帯の支払いを済ませて
「私コロナに罹ってるのでアルコール少し貰います。貴方もつけてください」と、レジの若い女の人に言ったが、さして気にしている風もない。
外に出て車に乗るとホッとした。
うつされる側からうつす側になるとかえって気を遣う。
やれやれ!
元旦コロナ陽性
2023年1月1日
2023年の夜が明けた。元日に相応しいいい天気だ!
昨夜はあれから、ぐっすり寝たので頭もすっきりしている。まだ外は仄暗い!音楽が聞こえるのでカーテンを開けてみると、
お向かいの家で賑やかにダンスパーティーが行われている。まだ踊ってるのか!
昨日、簡易トイレを持ち込んでいたので、何かするのかなとは思っていたけど。
昨夜12時から踊っているのだろうが、疲れないのかな。ここの人は体力がある!この習慣にはちょっとついていけない。
特に年を取ると夜遅いのはごめん被る!
それで、ちょっと失礼して窓から盗み撮り!
午前7時過ぎ、お日様が顔を出したので、初日の出を拝んでおく。
今年はいいことがありますように!
初日の出をカメラにも納めた。アイパッドで簡単に写真が撮れる。
何枚か撮って一番いいのをFacebookとTwitterに投稿。
仏壇にお寿司を祀って、父にも元日のご挨拶。お酒もないのでお神酒もないしお茶すらない。お茶ぐらいは買っておかないと!
私は水以外の物は飲まない。それが習慣になってしまった。
いつものように牛乳とパンにお寿司を添えて朝食。
庭に出て水をやっていると
「おはようございます」とSさんのかすれた声が聞こえてきた。
顔を向けると、喉の痛みと頭痛は収まったのか、清々しい顔で洗濯物を干している。
そして
「メール見ました?」
「いえ、まだ見てない」
「二人とも陽性でした」
「そう」
やっぱりコロナか。吃驚もしない。もう症状が出てから三日も経っている。微熱と咳が出るぐらいなので、こんなものかぐらいである。
このぐらいな状態ならどうってことはない。とはいっても油断は禁物なので、水やり終わったら家の中に。
携帯見てみるとSさんからwassupで画像が送られて来ていた。拡大してみる。Positivo 陽性!
これは厚生省のホームページに入って、検査に行った時撮った自分の番号を打ち込めば出てくるらしい。
お正月のお年玉はコロナか(笑)
それにしても何処で感染したんだろう。23日のスーパーでの買い物は三人で行ったけど、M子もIさんもうつってない。
Sさんがバスの中で感染してた!それで24日のクリスマスパーティーで感染!でもM子もIさんも感染してない。25日にパソコン直してもらった時感染した?
芝刈りの時も一緒にいたけど、外では感染しない?パソコン直すのに一時間ぐらいかかってたけど、その時ウイルスが付着したかもわからない。う~ん!
午後はずっとお友達や知人に携帯で年始の挨拶!あの人にもこの人にもで、午後いっぱいかかった。
お昼は残っていたお寿司食べて、夕食は適当に見繕って、一人で正月らしからぬものを食べて終わり。
夜になって、クリスマスパーティーの動画編集。なかなか終わらない。
YouTube始めて4年にもなるのに登録者が増えない!どうすればみんな観てくれるのだろう。私と同じぐらいな年代の人のYouTube観てみるか。
それで70代で検索したらあるわあるわ!ええっ、なにこれ!じゃあ、60代は?これもあるある。
40代独り暮らしから始まって、90代まで。動画は炊事をしながら、字幕で何千万借金がある。亭主と熟年離婚。
子供に年金取られたとか、同情を引くような内容。こういうのが受けるのか。
それなら私もと思ったが、借金はないし、爺さんは離婚してくれそうにないし、日本に居る子供は年金持っていけないし、何も当てはまらない。
一つ共通点を見出せるのは、SさんもM子も一人だということだ。私は既婚だけど、ここには一人で住んでいる。それにIさんもこないだご主人が亡くなって一人。
それでタイトルは「お独りさま集まってアサードでクリスマスパーティー」にした。
うちは独身3人が住んでいるシェアーハウスのようなものなのだ。
コロナ陽性検査
土曜日、31日の朝Sさんの車でサンパウロ病院に検査に出掛ける。
今朝携帯を見たら、母の居る老人ホームでも感染者が出たという連絡が入っていた。1月5日までは訪問は差し控えてください。という連絡だった。
ええっ!感染者出たのか!お正月二日ぐらいには、母の所に行ってみないと、と思っていたけど当分会えないことになった。
昨日グラシエラが来たので、二階の掃除庭の掃除をしてもらって
「近寄らない方がいいよ。コロナに罹ってるから」と言うと
「今、咳が出る風邪が流行ってるんです」
と平気な様子。
爺さんの元同僚も
「私もなりましたよ。息子も罹ったし風邪ですよ」
と笑い飛ばしている。
コロナじゃないのかな?でも昨日も熱冷まし二回飲んだし、どうも普通の風邪とは違うようだし!とにかく検査してもらったらわかることだわ。
病院の門を入ったところに、テントを張った簡易検査場みたいなのが設けられていて、車で乗り込むようになっている。4台ぐらい並んでいる後に並んで駐車。
10分ぐらいで私達の番が来て症状を聞かれた。Sさんと同じようなことを言うと「二人とも同じですね」と若い男の看護師がSさんの応対をしている。
私の所には若い女の看護師が来て「マスクを下ろしてください」と言って、綿棒を鼻先にちらつかせている。私がマスクをずらすと、右の穴にぎゅぎゅと綿棒を押し込んだ。
次は左の穴。うわぁ!痛~い!
それで、Facebook や Twitterに大げさな写真を載せてしまったので「どうしたの」って皆びっくり!
私は病気より医者の方が怖い(笑)
この後、データーを書いたタブレットのようなものを見せて、写真を撮るように言われたので、携帯で写真を撮った。
これなら、番号書き間違えるということもない。
お昼はいつものお寿司屋さんから握りずしとカリフォルニアロールが届いた。
お歳暮に持ってきてくださった。有り難い!
弟からも差し入れがあって正月はお寿司三昧になった。
握りずしとカリフォルニアロールはM子が半分ぐらい食べた。
Sさんは食欲がないと言って食べないで部屋に入ったままだ。
私は食欲の方はどうもないので、バクバク食べてまた熱冷ましを飲んで横になる。微熱はまだある。
夜はSさんにお粥を作って持っていく。お粥なら喉を通るだろう。
私はお寿司の残りを食べて、動画編集!
10時ごろになって目眩がしてきた!今夜は大晦日なので起きてるつもりだったけど、あかんもう寝るわ!
2022年12月31日
コロナに罹った?
昨日は家の中ピカピカにしたので、今日は庭の草取り。庭と言っても1000平方メートルは広い!
M子と二人で小さい椅子を持ってきて、座って取る。座らないと中腰にはなれない。まだ土が湿っているので一本一本引き抜ける。
椅子から立ち上がると「ゲフッ!」と胃液が出てくる。私は逆流性胃炎なのだ。
と、思っていたら昼食時になって、瞼の辺りが重たく熱っぽい感じがする。あれっ、なんかおかしいな!
早々とお昼を済ませて二階に上がって横になろうとしたら、弟から電話がかかってきた。
「さっきSさん帰ったから」
「どうしたの?」
「目がチカチカしてコロナみたいだって!」
「ええっ!」
「まっすぐ病院に行ったようだから、一時間ぐらいしたら帰って来るよ」
私もまさかコロナ?と思ったが
「姉ちゃんも、喉がおかしいけど、胃酸だろう」とコロナを否定する。
「えっ?」と、弟は意味が呑み込めないふうだ。
「後でSさんに電話してみるよ」と言って電話を切った。
Sさんは弟の所で働いている。
一時間ほどしてSさんに電話すると
「感染してから直ぐは、陽性にならないので土曜日に来いって言われました」
「そう、どんなの?」
「喉の痛みと頭痛です」そして
「僕はもう薬飲んで休みます」
と、かなり堪えている様子。
そうか、やっぱり私もコロナなのかな?えらいことになったな、病院代がいるわ。
不思議とコロナへの不安はなかった。だれか家に来て看てくれる人いないかな。
というのも、友達がコロナに罹った時、親族の看護師さんが来て点滴や注射を射ってくれて治ったという話を聞いていたからだ。
入院すると治療費が半端じゃない。ここは医療体制が整ってないので、コロナに罹ってうん億グアラニーいったとか、新聞やニュースで報じられている。
そんなことを考えているうちに、先ほど飲んだ熱冷ましが効いたのか眠ってしまった。
2022年12月29日
誕生日
朝早く7時前にブザーが鳴る。誰かと思ったらグラシエラだ。もう二週間ぐらい来てなかった。
クリスマスは姉さんの家に行ったので来れなかったとか、年超しのお金が必要なので来たとか、勝手なことを言ってる。
とにかく何処も汚れに汚れてるので、仕事はたっぷりある。
先ずは歩道の掃除。昨日雨が降ったので草を取るように言ったら、M子台所のナイフを持って行って草を取っている。
「なんで炊事場のナイフ持って行ってるの!それでご飯食べなきゃいけないのに汚いよ」と、私が言うと
「じゃあ、なにで取るの?」
「キンチョに草取り用のがあるよ」
と言うと探しに走って行った。走った!普通の人が歩くぐらいだけど。それで、キンチョから「ないよ!」
キンチョに行くには階段を5,6段下りないといけない。
私は階段下りて行くのもめんどくさいので、テラスの方から
「ない?あるよ探してごらん」
あそこに置いてあったかなと自分でも思っているとM子が
「あった!」
やれやれ面倒くさい女やな。
それで、爺さんが使っていたナイフ状の草取り鎌も渡した。
私はブーゲンビリアの枝の選定。梯子に上がったら足がぐらぐら。前のように安定感がない。こりゃあいかんわ、後はSさんに頼もう。
結構背が高いので、梯子に上らないと選定できないのだ。
あれっ、草取ってるはずのM子がいない。
グラシエラに聞くと
「隣の門の所にいますよ」
「えっ、なにやってんの?」
門から外に出てみると、M子が隣のブザー押して「誰も出ない」などと言いながら何度も押している。
「なにしてるの?早く取りなさいよ」
「車退けないと取れない」と、M子。
隣が家建てて引っ越してきてから、ずっとうちの前に車を置いてある。間口が狭いので置くところがないようだ。別に草の上に置いてあるわけではない。私はM子に
「そんなことしてる暇に取れるわよ」というと、しぶしぶ来て取り始めた。細い葉の草が、歩道と道路の境にちょっと生えているだけ。
グラシエラがほとんど取ったので、M子は端の方ちょっと取っただけで終わった。
草を取らないで都合付けて他の用事に走る。M子の手口だ。
草は小さいうちに取れば簡単に取れる。前にいた女中さんがよく言ってた。
後、二階も一階もピカピカに掃除してもらってすっきりした。
午後、ラインを見たら子供や爺さんから「おめでとうございます」
おめでとうございますって?
「ママはオギャっと生まれたのは28日でしょう」と、娘。
「28日だから正月が来たら75才だろう」と、爺さん。
勝手なこと言って
「喜ぶな!」
まあ、とりあえずは
「ありがとう」
生年月日、1月1日は付け出した日で、私は師走の忙しい時に生まれたらしい。母に聞いたら
「さあ、いつ生まれたか忘れた。12月の28日だろう」
と、あやふやだけど1月1日より前に生まれたことは間違いない。
「どうして生まれた日に付け出さなかったの?」
「お正月が来たら一歳になるので、かわいそうだから一日にした」
私が生まれた頃は年齢は数え年だった。
ということは、ええっ!もう74歳!
うだつが上がらないまま74歳になってしまった。
ようし、また心機一転!私はしつこいんだ!どこまでやれるか自分への限界に挑む!
これは自分への挑戦なのだ!
2022年12月28日
パソコンの掃除
昨夜はM子が退散した後も、三人でお話して、Iさんは9時半ごろ帰っていった。
私は12時まで起きて花火を見る。ほとんど爆竹なのでシュッシュシュッドーンと上がって爆発して消える。
線香花火の終わりかけのようなのが、隣の屋根の向こうでバチバチと火花を散らしている。
前より少ないような気がする。
うちの家の近くは、誰も花火を上げてないようだ。景気が悪い、というよりブームが去った感。
そういえば、各家のクリスマスのイルミネーションも少ない。コロナで二人亡くなった斜め前の家も何もつけてない。
コロナ過から、それどころではない状態になっていたので、今年も質素になっているようだ。
今朝は昨日のクリスマスパーティーの後片付け。食器はほとんどIさんが洗っていってくれたので、それを戸棚にしまうだけ。
後テーブル拭いたり布巾を洗ったり、自分の洗濯。
M子は隣の部屋で寝ているけど、ショベルカーでも持って行かないと絶対に起きない。今日もパンと水で過ごすらしい。
昨日の雨で水やりはしなくていい。Sさんが芝刈りをしたので、私はマチェテで縁の草取りの手伝い。
午後Sさんが、こないだから調子が悪くて勝手についたり消えたりしていたパソコンの掃除。
下まで持っていって、掃除機でゴミを吹っ飛ばして、どこに付いているのかは知らないが、放熱グリスも換えてくれたとか。
これで問題なしに点くようになった。良かった。
ゴミが溜まっていると温度が上がって、調子が悪くなるそうだ。
100度ぐらいになる時もあるとか。そうなるとパソコンは作動しなくなる。この暑さだからパソコンも熱が籠るわけだ。
2022年12月25日
クリスマスイブ
今日はクリスマスイブでアサード。お互いに駄々をこねてたらアサードにならないところだった。
アサードはSさんが焼くことになっている。土曜日ということもあって、午後は休みなのだ。
M子と二人で一通り掃除、水やりが終わって一休みしているとブザーが鳴った。M子が門の所に出て応対して「盆栽だって!」
私は、あぁ!盆栽か。誰かクリスマスの挨拶に来たのかと思った。
爺さんが居た時は、職場の同僚がよく来てた。
「ここ通って庭の方へ行くように言って」とM子に言う。
台所の横の通路を4,5歳の子供を連れた、40過ぎの男が入って来た。私を見て「奥さんご機嫌いかがですか」と、にこにこと挨拶する。
「あ、どうぞどうぞ。入って見てください」
この国では珍しい盆栽マニア!スマホにもぼんさいと登録してある。パラグアイ人の名前は覚えられないので、登録はぼんさいとか、エンパナーダとか。
ホセとか名前で登録すると、あれっ、どこのホセさんだったかな?となる。
ここでも盆栽はぼんさいで通っている。人造りセンターなどで盆栽の作り方を教えているようだ。
私の盆栽は、庭に生えているアセロラや琵琶などを、鉢植えにして育てたもの。どんな木でも、何年も育てているとごつごつした盆栽の風格がでてくる。
盆栽マニアさんは、節くれだった木の幹を見て興奮してるから、よほど凝ってる。蘭や他の花には興味がない。
あれこれ一通り見て、二つ選んで買っていった。
二つで120000ガラニー。安いのだ。
買い物、昨日行っといてよかったな。今日はとても買い物に行く暇なかったわ。
昼食後はM子は昼寝。私は録画したいのでリビングに花を生けたりサンタさんを飾ったり、キンチョの掃除をしたりで休む暇なし。録画するとなると綺麗にしとかないと。
4時頃になって、M子、Sさんも起きてきてアサードの用意。M子はジャガイモのマヨネーズサラダ。Iさんも来たのでおにぎりを作ってもらう。
アサードを焼くと大層なご馳走になるので、後は大したものは作らない。
もっとも、爺さんが居た時は、もう少しはご馳走を作っていたのだが。今回は私はカメラマンということで、料理は手伝わない。
7時にはアサードも焼けて、クリスマスパーティーの用意ができた。ここは夜中の12時、つまり25日になってから食べ始めるのだが、そんな時間まで、待ってられない。
あれっ!M子が、ナイフとホークを持ってきてチョリソを切ろうとしている。私は慌てて
「何するの?」
M子は上目遣いに私を見て
「食べるの」
思わず手で制して
「あっ!ちょちょっと待ちなさい!乾杯してからね」
と言うとしぶしぶやめた。
油断も隙もない!
Sさんがシードルを開ける。布巾で栓を抑えて開ける。ポンと気持ちよい音がした。プラスチックの栓はSさんの手の中にある。とても上手だ。
この開け方は栓が天井の方まで飛んで行って、跳ね返ってきたりしないので危なくない。多少手に衝撃があるかもわからないけど?
皆でシードル、コカコーラを注いで乾杯!
それでアサードを食べ始めると、Iさんが
「美味しい!柔らかい!味付けは塩だけ?」と、Sさんに聞く。
Sさんアサードの焼き方の講釈を述べ始めた。
よかったぁ!歯が悪いので、アサードは味よりなによりやわらかいのがいい!ところが一口食べて、何だこれ!いつものアサードと違う。
「これは、美味しくない!」思わず口に出てしまった。
皆、私の方を見る。
「なんかおかしいよ、この肉!鹿肉のような味がする」
「うん、なんかクセがある?」とIさんも気が付いたようだ。
「血の臭いですよ。袋の中に血がいっぱい入ってたから」と、Sさん。
「そうかな?これはあまり食べられないよ。獣の肉って最初は美味しいけど、ちょっと食べるとウってなって食べられないよ」つまり吐きそうになってくるのだ。
皆もあまり食べたくなくなったようだ。
なんか変なこと言っちゃったかな!いやぁ、でもこの肉は!
食べれないことはないので少しずつ食べる。
チキンや豚肉、チョオリソは美味しい!
そのうち話がはずんで、不味いアサードのことは忘れてしまった。
Sさんはビールで酔ったのか、目が座ってきて眠そう。
「もう、寝ていいわよ」と言うと
「いえ、まだ大丈夫です。クーラー消さないといけないし」と、Sさん。
クーラーさっきリモコンが壊れていて、梯子を持って行って直接つけた。高い所に取り付けてあるので梯子に上らないとつけられない。
「もう、消してもいいわよ」と言うと、Iさんが「だめよ暑いから」「そうね」じゃぁ、もうちょっと我慢してもらおうか。
と、M子が片手を上げて「奥さん、腕が痛くなった。寝てもいい」と、立ち上がった。
SさんもIさんも呆然としている。
もっとも、M子はあまり話に加わらないので、面白くはないのだろう。それにしても後片付けもしないで、逃げていくつもりなのか。
洗い物はまだ流しにいっぱいある。それを洗って寝るというのなら話は分かるが。私は
「流しにある物洗いなさい。自分のお皿ぐらい洗っていきなさい」
と言うと、M子は少し驚いた風だが自分の皿を持って台所へ。
なんで私が60のばあさんにこんなこと言わなきゃいけないのよ!
2022年12月24日
スーパーへ行く行かないで揉める
あれっ!牛乳とパンないわ!今日買い物に行かないといけないな。クリスマスのアサード明日24日の朝買いに行くつもりだったけど、今日牛乳買いに行ってついでに買ってくるか。
私はM子に
「買い物今日行くよ。牛乳とパンないから!一緒に行って」
M子はしれっとして「私は行かないよ」
「なんで行かないの」
「行きたくない!」
なんだ、こいつ!
「自分が食べるんでしょう。行きなさいよ」
返事がないので、お昼ご飯のときもう一度聞いてみると
「行かない!」
私は腹が立って
「いいよ、もうアサード食べないから」
と言うと少し驚いたようだが、行くとは言わない。
「何なのあんたはもう!どうやって寝て暮らそうかって、そればっかり考えてるんじゃない。いいよ、アサードは作らないから。寝たかったらずっと寝てなさいよ」
と言うと、涙をぬぐって泣いてるようだが、それでも行くとは言わない。
Sさんに電話で「アサードやめたよ。M子買い物行きたくないって」と言うと、がっかりしたようす。そして「じゃあ、鶏の丸焼きでも買ってきましょう。乾杯ぐらいはしましょう」と言う。
「そうだね、二人で乾杯しよう」と言って電話を切った。
ここはお正月よりクリスマスがメインなのだ。クリスマス過ぎると年が明けたような感じになる。
24日の夜は12時、つまり25日になると、一斉に花火を上げる。花火といっても爆竹だ。ダイナマイトのような凄い音がするのもあって、私などは耳栓して布団被って寝てたこともあった。
アスンシオンの街が煙って灰色になるぐらいだ。
また、親しい家に挨拶に出かけるのもこの時間。食事、パーティーが始まるのもこの時間だ。
あそうだ、Iさんにも電話しておかないと、と3時過ぎに電話して、アサード中止の旨を伝えた。
Iさんも招待してあったのだ。
彼女はSさんよりももっとがっかりしたようで
「え~!楽しみにしてたのよ。どうしてしないの?」そして、
「しましょうよ。私、買い物手伝ってあげるわよ」
「うん、でもM子がスーパーに行かないんだったらしない」
私も意地になってきた。今日スーパーに行かないんだったら、明日だって午後ご馳走作り手伝うかどうかわからない。頭痛い、足痛いと勝手な病気になって、部屋に入って寝てしまう。
Iさんが「私、他の所からも招待されたけど、断ったのよ」
「じゃあ、行けるようになったって言ってみたら」
「だめよ!そんなこと言えないわよ。ねえ、今すぐ車で行くから行きましょうよ」
「うん、じゃあ行くよ。すぐに来てくれる」
「今、用意して行きますから」
「はい、お願いします」
SさんもIさんもアサード楽しみにしてる。ほんとうは4人分の肉ぐらいは私一人でも買いにける。ただM子に強制しているだけ。半分は私の我儘だけど、
常識でいえば、M子も一緒に買いに行くのは当たり前なのだ。
用意して一階に降りて、窓からM子に
「Iさん、車で来るって、行かないの?」ともう一度聞いてみた。
M子はいつものように薄い毛布を体に巻いてベッドに寝ている。暑いのになぜかいつも毛布被ってる。そして
「足がピリピリ!」
こいつまた嘘言って
「何が足がピリピリだ。嘘言いなさんな。わかったよ。もうボーナス払わないよ」
ボーナス払わないなどと言うつもりはなかったのだが、口から出てきた。すると「行くよ!」と返事が返ってきた。
「じゃあ、行こう」と言ったが、まだ起き上がって来るかどうか確信はなかった。
ところがM子は赤いショートパンツ姿で、玄関の方に出てきて
「行くよ!ボーナス欲しい」そして「奥さんには、負けたよ」
と、笑みを浮かべてのうのうと喋る。
私は返す言葉がない。な、なんだ、この女!
しかし、ボーナス払わないってのは効いたな。これからこの手で行くか。
Iさんの車に乗ってスーパーへ。ちょっと大回りして信号のある道を通っていく。ぶつかりそうになったので「あっ!危ない!」Iさん「大丈夫、大丈夫」と落ち着いている。
大きなぼっこりがあって、ドン!私のおしりが持ち上がった感!Iさん驚きもしないで「あららら...」で終わった。
スーパーの広い駐車場から、階段を上がって中へ。
Iさんと相談しながら、肉、チョオリソ、チキンを買う。M子は別のカートを引っ張って野菜を買っている。自分で見繕って適当に買っているようだ。
私が忘れていたマッチもちゃんとカートの中に。ガスレンジ、マッチがないと火が点かない。
「足が痛いって言ってたのに、さっさと歩いてる!変ねぇ~」
と、Iさんはしきりに不思議がる。
2022年12月23日
動画アップ
此間から作っていたクリスマスカード風の動画、完成したのでアップした。アップする時ちょっと迷った。
というのも、チャンネル三つも持っているからだ。一つはプログラミング、もう一つはパラグアイ、
もう一つは日本とか分けようと思ったけど、なんかごちゃ混ぜになってしまった。
う~んと、ツリーは先生の脳筋メソッド応用して作ったので、プログラミングだけど、後は動画編集ソフトで作ったので、
おばあちゃんのプログラミングにアップするのはどうかな?やっぱり爺さんのチャンネルにアップしよう。
爺さんの名前は使ってるけど、何もしないので、私が弄っている。概要欄見てみると、2011年7月に登録。ずいぶん前に登録して動画アップしたのは5年前。
2011年にやる気あったのかな、それともわけわからずに登録した?
多分その頃だと思うけど、友達が日本から来たという若い男の人を連れてきて、一緒に食事をしたことがある。その若い男の人が、
ユーチューブで稼げる話をした。でも、この時は、なに夢みたいなこと言ってるんだろと、聞き流してしまった。
この時、もっと真剣に聞いていれば、と悔やまれる。もっとも、自分がユーチューブ動画作れるなどとは思ってもいなかった。
それで、爺さんのチャンネルにアップしてテレビで観てみると、サンタさんが下過ぎる。プレゼント箱も下だし、
これはもう少し上にあげないと。それで、アップした動画をすぐに削除して、動画編集のやり直し。
プレゼント箱やカナスタは一枚なのですぐ上にあげれるけど、サンタさんは、画像三枚を繰り返し使って何十枚にもなっている。
サンタさんはやっぱりプログラミングで表示したかったのよね!色々試してみたけどダメだった。難しい!
画像編集もすべて選択とかで一遍にできないのかな?編集ソフトにそんなものないのか、やり方があるのか?根気よくやろう、で一枚一枚Y座標を変えてたら、
急に消えてしまった。そして、新しいバージョンをダウンロードしてください、って出てきた。注意、使えなくなるかもわかりません。
なっに~!此間うん万円出して買ったのに!いらいらしながらダウンロードしたら問題なく使えた。
結局、夜の11時頃までかかって、やっとアップできた。
2022年12月22日
クリスマスカード
朝、M子に血圧の薬と、プレゼント用の包み紙を買ってきてもらう。
薬も持ってきてもらうと10000ガラニーとられる。M子、コレステロール値高いので、運動するのにちょうどいい。家から600メートルぐらいだ。
朝のうちはいつものように庭仕事なので、午後になってクリスマスカードを作り始める。
此間から調子悪い古い方のパソコン!やっぱりなかなか立ち上がらない。
印刷機を新しいパソコンに取り付けてもいいけど、これは簡単にはできない。私では無理だろう。それにお絵かきソフトとか置いてあるので置き場所がない。
何度もトライしているうちにやっと立ち上がった。今のうちに作らないと。
ネットで年賀状検索して、まあ気に入ったのがあったので、自分と爺さんの名前を書き込んで印刷する。
印刷してみたら、あかん小さいわ!じゃあもっと大きくして、ついでに年賀の部分も切り取ってキーボードで打ち込む。
年賀状の挨拶の部分と打ち込んだ名前の部分が同じ色にならないのだ。
ということで、A4のちょっと硬い用紙に四分の一の上の部分二枚を印刷した。
あれっ、キーボードで打ち込んだ部分が上手く印刷されてない。ダメなのか!じゃあ、名前は手書きにしよう。いやいや、手書きにしたら書き間違って5,6枚はダメになる。
それなら、一枚だけ名前書いとこう。
あれれっ!今度は名前だけしか出てこない。また試してみるとやっぱり私と爺さんの名前だけ。保存してないからかな?
それで、保存して印刷したらできた。やれやれ!
長いこと使ってなかった重たいギロチンを取り出して切る。ハサミで切ってるとまたゆがむ可能性がある。
3時間ぐらいかかった。
これならクリスマスカード買った方がよかったか。
さて、準備ができたので4時頃友達の家にカナスタを持っていくと、ちょうどお母さんも来ていたのでとんぼ返りはやめて、ちょっとお邪魔することに。
来年80歳になるお母さんは、車で1時間ぐらいな所に住んでいる。アメリカから娘さん親子も来ていて、お孫さん何人かでプールで泳いでいる。
お母さんも水着姿で出てきて、私がよたよたしてるので、手を差し伸べてくれる。が、ちょっと待って、80歳のおばあさんに手を引かれるのは面目ない。
「私より年寄りに手を引いてもらわなくていいよ」と断ったら皆爆笑。
2022年12月20日
海賊版
古い方のパソコン調子悪くなった。つかなかったり、また、ついてもひとりでに消える。
また画面半分映像が乱れる時がある。印刷機を古いパソコンに取り付けてあるので、印刷できない。
パソコンは新しいのと、二台持っているのでプログラミングをしたり文章書くときは新しいパソコンを使っている。
古いパソコンは主に爺さんが使っていた。電話や電気、税務局のメールを見たりする。
新しいパソコンはプログラミングを検索しては写経するので、HTMLファイルとフォルダーで埋まっている。
整理しないといけないのだが、なかなか捨てられなくて!
プログラミングはオンラインで習っていたのだが、退学になったので今は独学。
それでこっちのHTMLファイル、あっちのHTMLを引っ付け合わせて色々作ってるので消せないのだ。
この新しいパソコンも、此間電池がなくなって立ち上がらなくなっていた。
だいたいここのパソコンはほとんどマウなのだ。マウとは偽物という意味。いわゆる海賊版。
正規の物を使ってくださいと言うと「高くて使えませんよ」と、当たり前のように言ってくれる。
ここでは偽造品も偽造品でなくなる。
2022年12月19日
アルゼンチン優勝!
今日の昼食は、レストラン寿司松から、Sさんにカリフォルニアロールを買って来てもらう。
NHK の、のど自慢を観ながら食べていたら、うわぁ~と歓声が上がり、爆竹が鳴った。
あ、そうだ、今日はサッカーの決勝戦だった。ワールドカップの優勝決定戦だ。
お隣のアルゼンチン対フランス!これは観ないと、とチャンネルを切り替えた。
もうアルゼンチンは2点入ってる。それで歓声が上がってたんだ。
前半戦を観終わって、アルゼンチン余裕だわ!
その後、テレビをつけたままパソコン作業に専念。
うん、試合どうなったんだろ?
あれっ!2点入れられてる。何やってんだろ!
その後が長いこと!PK二回目にやっと勝負がついた。
アルゼンチン優勝!おめでとうございます。
5時近くなってスーパーへ。シードル、クリスマスケーキ―、友達の所へ持っていくカナスタを買いに行く。
ここはチョコレート、缶詰、ウイスキーなどを、年末に籠に入れて贈る習慣がある。お歳暮のようなもの。
まず、クリスマスの籠がいっぱい並べられているところへ。値段を見てみると、あまり高くない。220000ガラニー。
どれも似たような物を詰め合わせて、値段もあまり変わらない。ウイスキーなどは入ってない。
入れたければ別に買って入れればいいわけだが、お酒のことはよくわからないし、飲まないようだし、これでいいわと手ごろなのを買った。
後、シードル二箱。クリスマスケーキは箱で売ってなかったので、バラ売りを見ていると、割引セールなんてのがあった。えっ!なんでこれ安いの?去年の残り??
Sさんが賞味期限を見てみると、2023年5月。じゃあ大丈夫だわ!食べるものだから去年の売ってるわけないでしょ!じゃ、これいっぱい買っちゃおう。
20個ぐらい買ったけど、さてお味の方はどうなのかな?
2022年12月18日
母の居る老人ホームへ
今日はお昼に友達が来て、M子と二人でかぼちゃの煮しめ、メルーサのから揚げを作ってくれた。友達も60何歳で、最近ご主人を亡
くして一人暮らし。暇つぶしと遊びがてらに日本語を聴きに来る。
彼女は霊のお話がお好きで、ユーチューブで死後の世界とか幽霊のお話とかをテレビで観ている。
私は非現実的なのはあまり好きではないが、二人でテレビを見て批評するのも楽しいので一緒に観る。
「霊が見えるわけないわよ!やらせだよ!」
「いや、見える人は見えるのよ!」とI子さん大真面目。
暫く観て「もう面白くないわ!別の見ようか?」
私はどっちでもいいので「うん、換えたら」
Iさんはアイパッドの液晶画面をなぞって検索している。
あるわあるわ!怪しげなチャンネルが。
「うわぁ!これ登録者50万人!凄い!」と、私は人気度ばかり見てる。やってみようかな霊の話とか。自分が信用できないのに出来るわけないか。
登録者増やしたい、視聴率上げたい!と思って色々やってはいるけど、まだまだ程遠い。でも、粘り強く頑張るぞ!
午後5時には母が入居している老人ホームに行く予定なので、4時頃からお弁当作り。煮しめとかは作ってくれてたのを温める。おにぎり、キュウリの酢もみ、
お昼のメルーサのから揚げなど二人分を三段重ねの弁当箱に詰め込む。前は一人分ずつ持って行ってたのだが、お弁当箱がなかなか帰ってこない。
どうしても残るので、後で食べるように置いて帰ってたけど、そのお弁当箱を仕舞ってくれてる人が鍵をかけて出せれないというのだ。
私の行く時間帯が遅いのだが、3時頃行くと、今おやつ食べたばっかり、といって食べてくれない。夕食が6時なので、5時頃持って行くと食べてくれる。
家から近いけど、タクシーで行く。
土曜日なので訪問客がいて、それぞれ車椅子のおばあさん、おじいさんを囲んで座っている。
この老人ホームも門の所に大きなマンゴーの木があって、あちこちに落ちて黄色い実が砕けて飛び散っている。いやだな、落ちてこないかな、とマンゴーの木を見上げる。
ブザーを押して門扉を開けてもらうまでちょっと時間がかかる。門扉と言っても背の低い鉄格子の一枚扉でお粗末なものだ。
若いスタッフが来て開けてくれた。私は慌てて中へ。マンゴーの木の下はお断り!
「ママは、はじめも呼んで」と言いながら、案内された奥の方のテーブルにお弁当を置く。
まず母が車椅子で出てきた。
「おかあちゃん、おにぎり持ってきたよ。食べるで」と、テーブルに着いた母に話しかける。
「うん、食べる」と母。
この前、二週間ぐらい前に来た時は、足が腫れていたので聞いたらお水を飲まないという。
飲まそうとしたら怒って叩くからどうにもならない、というのだ。それで、点滴をしてもらうように頼んでおいた。
今日は腫れは少し引いたようだが、ぷつぷつした赤いニキビのようなものが両腕にできている。
「蚊に食われたの?」というと、母は「ううん」と首を横に振る。「じゃあ、何だろう痒くないんで?」
「ううん」とまた首を横に振って否定する。
私達家族は愛媛県出身なので、母に話しかける時は愛媛の方言を使う。生まれ育った所の方言は懐かしいものだ。母も方言を聞いた時の方がもっと反応がある。
弁当箱を広げていると、ハジメが杖を突いて出てきた。スタッフに助けられて椅子に座る。
「足が痛いの?」と聞くと「うん、こっちの足が痛い」と言っていたが、片一方の足がちょっと歪んでいる。
初めてみた時は、まだ若いし復帰できるのではないかと思った。
80歳になってないようだ。でも、何回か会ってるうちに、やっぱり認知症かなと思うようになった。
出身は神奈川県で、さる移住地に入植して長年住んでいたと思うのだが、彼の口から出るのは神奈川県だけだ。
初めて会った時、私は彼に聞いてみた。
「神奈川県って、横浜もあって大都会じゃない。そんなところからどうして来たの?」と聞くと
「どうしてだろうね。親に連れてこられたからわからんかったけど、どうして来たんかと思うよ」と、幼少時代を懐かしんでいるようだ。
「何歳の時来たの?」
「中学校の時」と彼は短く答えた。
幼少期が頭に残っていて、その後はどっかへ飛んで行ったようだ。
「Aさん、今日は味噌汁持ってきたよ」と、魔法瓶に入れて持ってきた味噌汁をお椀に移す。お椀も家から持ってきた。お皿と匙だけはここで借りる。ハジメには箸も渡す。
ここではハジメと親しみを込めて呼び捨てにしているようだが、面と向かってハジメなどと呼べないので、私は「Aさん」と、姓で呼ぶ。母は「移住地にいたAさん」と、来た度に聞く。
近所に同じ名前の人がいたのだ。昔のことはよく覚えてる。
お皿におにぎり、おかずを盛ってハジメに渡す。ハジメは味噌汁を喜んで飲んだ。母が水を飲まないというので味噌汁を持ってきたのだ。母は食べようとしないので、
私が匙で口まで運んでやる。味噌汁も飲ませて、垂れてきた汁をナプキンで拭いてやる。
「自分で食べないの?」と聞くと
「食べれるよ」と言ったが、手がおぼつかない感じで、食べようとはしない。味噌汁も匙で掬って飲ませながら、もう一人で食べられなくなったのかなあと思っていると、ハジメが箸を落とした。
するといきなり母の手が飛んだ。箸を受けようとして手を素早く伸ばしたのだが間に合わなかった。
ええっ!あれっ、動くじゃない!
これだから危ないんだ!いきなり掻きむしられたりするから。もともと手先は素早い人だった。
それにしてもさっきの手の動き!これなら大丈夫だな、こんなところで少し安心した。
ご飯を食べ終わったころスマホを取り出して
「アスンシオンで紅白歌合戦あったんだよ。お母ちゃんの知ってる人も出たよ」と、名前を挙げたが分からない様子。そうだ母は氷川きよしが好きだった。
移住地でビデオが普及し始めた頃の歌手の名前は知っている。それ以前はラジオも聞いてないので知らないのだ。
それに、母は日本に居る時から、映画やお芝居には興味がなく、編み物や洋裁をするのが好きだった。なので、俳優の名前などほとんど知らない。
きよしのズンドコ節をかけて
「おかあちゃん、聞こえる!」と、耳元に持っていく。
「うん、聞こえる」と、言ったがあまり興味を示さない。
ハジメの方は喜んで、スマホを手に取って眺めまわしている。
「こんど、誰の歌聞く?千昌夫知ってる?」
「うん、知ってるよ」と、ハジメ。
「じゃあ、北国の春」
「うん、いいなあ!」
北国の春を検索して流す。ハジメはますますスマホが欲しいようだ。「スペイン語はわからんよ!」と言うハジメも日本語に飢えているんだ。
こんど、家に二時間ぐらいでも来れないかな、とふっと思った。日本食を食べて、日本語をいっぱい聞かせてあげたい。
「もう時間ですよ」スタッフが声をかけてきた。
もう6時近い。夕食の時間らしい。
私は立ち上がって
「こんど、家へ招待するからね。歌もいっぱい聞けるよ」
とハジメに言う。そして、「おかあちゃん、また来るからね」と、母の肩を撫でる。別れはいつも辛い!でも今日は私も楽しかった。
2022年12月17日
鍋で作るアサード
今日は早速昨日買った豚肉料理を作ることにした。豚肉の料理といっても、超簡単な鍋のアサードというやつ。
鍋の中に水をたっぷり入れて、豚肉を7,8センチ角に切ってグツグツ煮る。これは骨付き肉の方が美味しい。
煮詰まって汁がなくなると、塩、ニンニク、唐辛子で味を付ける。脂身が溶けだしているので、いい具合に焦げ目がついて美味しい。
これは、移住したころよく作った。殺した豚をグツグツ煮て出てきた油に漬け込んでおく保存食。食べる時はフライパンで温めて油を溶かして食べる。
冷蔵庫もない暑い所でも一ヶ月は保存できた。
家庭によって作り方は違うかもわからないが、私は当時の作り方を真似て作っている。最も保存食ではない。ほとんどその日のうちに食べてしまう。
今朝はグラシエラも来たので、一階のリビングの掃除。膝が痛いけど気合入れて下りて行って、「このソファも動かして」それで「M子はガラス拭いて」と、喧しく支持する。
ちょっときれいにしないともうすぐクリスマス、お正月だからね。
その後、庭に出て水やりM子にも手伝わせる。M子は早くから豚肉を炊きたかったようだが、私が「水かけるの終わってからでいいよ」というので、
結局遅くなって一時間ぐらい煮込んだだけなので、脂身が溶けてなかった。
「二時間煮ないとダメだよ」とM子はご機嫌斜め!
うん、でもそんなに煮たらガス代が...
2022年12月16日
物価高
朝早くM子と二人で水やりして、スーパーへ。今日はどうしても行かないとパンと牛乳、水がない。
スーパーまで行くのに膝が痛くて、やっとしか歩けない。M子は早い。見る間に距離を置いていくので「先に行っててよ」と私。
スーパーに着いて、なんかおかしいと思ったらマスクしてない。
もうマスクは必要ないので、止められたりはしないけど、予防のためと口の周りの皺や歯抜けを隠すためのぼろ隠し(笑う)に付けてたけど忘れてきた。
カートを持つ時はアルコールを付ける。コロナは収まってるといっても油断はできない。先ずは豚肉、牛肉を買う。
豚肉は肋骨の部分で2.315キロで68292ガラニー(約1350円)高い!大きすぎるので半分にしてほしいけど、これは切ることできないみたい。
しょうがないな!冷凍にして何回かに分けて食べるわ。
牛肉は625グラムで32156ガラニー(約650円)これはあまり高いとは思わない。
というのも、牛肉は前からこのぐらいな値段だった。豚肉はちょっと前までは安価で買えた。
現在日本も円安ドル高だが、ここもドル高で1円が50ガラニー位になるので、ガラニー割る50で計算している。
後、野菜はM子と一緒に良さそうなのを選んで袋に入れる。これを計って値段を付けてもらう。野菜も高い!
昨日は野菜の割引デーだったので、昨日来たかったんだよね。
日本から帰って来て、悲しくなるのはスーパーのこの野菜コーナーを見た時だ。並べ方も大雑把だが、野菜そのものも大雑把!
初めて日本に行った時、お店に新鮮な野菜が豊富に並べられているのを見て吃驚した。凄い!まるで野菜畑みたい!
日本料理は食材が命!萎れたような野菜では美味しい料理はできない。ここの料理はグツグツ煮詰めるサルサの料理が多い。少々古くても硬くてもいいわけだ。
カートを押していく通り道に、桃の缶詰が山積みにされている。値段見て驚いた!一年ぐらい前は9000ガラニーぐらいだったのに、倍の17800ガラニー!
なんで?アルゼンチンはインフレ―でペソがどんどん下がってるのに!貨幣価値が下がるより物価上げる方が早いのか?国民はどういうふうに対処してるのかな?頭混乱する!
トイレットペーパー4ロールで11200ガラニー!高い!紙の類は昔から高かった。
ブラジル製で輸入業者はウルグアイ?ウルグアイって何?輸入業者の名称?それともウルグアイ廻って来てる?
どっちでもいいけど、所得の割合からすると滅茶苦茶高い!最低賃金は50000円ぐらい。
皆、何で拭いてるんだ⁉国産の安いやつ買ってるのかな?あれは紙がごつくて肌さわりも悪いし、すぐに無くなってしまう。
その後、パン牛乳、水などを買って、占めて223500ガラニー(約4450円)いやあぁ~沢山買っちゃったな!これで一週間持つのかな?
スーパーのお兄ちゃんに頼んで、タクシー乗り場まで運んでもらう。ここは人手が余ってるのでそういうサービスはしてくれる。
その場合、お兄ちゃんにチップ2000ガラニー(40円)ぐらい渡す。
お兄ちゃんの後をついて行っているM子を見て驚いた。右肩が下へ落ちて、斜めになって歩いている。横に傾いているのだ。
私は前に傾きそうだけど、M子は横か!うーん老化現象か⁉
2022年12月15日
らぱちょ俳句会の記念誌
昨夜JICA海外移住「エッセイ.評論」の部で最優秀賞に輝いた、アスンシオン在住の某女史の、
「赤土の大地で句を詠む心~パラグアイと日本を繋ぐ歌人達~」を読んで、らぱちょ俳句会を思い出した。
私もアスンシオンのらぱちょ俳句会に入っていて、及ばずながら俳句を嗜んでいた。
母も句会に入っていたので親子で出席していた。
ラパチョ俳句会は、一ヶ月に一回で、短冊に5句書いて集まる。
短冊を籠に入れて混ぜ、それをまた5句ずつ皆に配り、一枚の用紙に書き写す。書き写した用紙を回して、いいと思われる句をもう一枚の自分の用紙に書いて丸を付ける。
三重丸が3点で2句、一重丸が1点で3句。丸を付け終わると読み上げるので、自分の句が出たら「はい」と手を上げる。それで、1番2番を発表する。
私などは、1点も入らなくて0点ということが多かったのだが、月一度の句会は楽しみだった。私より年配の方ばかりで、色々教えてもらい日本語の勉強になった。
俳句会はコロナから集まりがなくなり、そのうち亡くなった人や移転した人もいて俳句会を続ける人がいなくなった。
らぱちょ俳句会の発起人の一人でもあるO氏が、今年3月に93歳で亡くなられたけど、句会の記念誌捨ててないだろうか。
100回150回200回と手作りの記念誌を作った。パソコンで句を打ち込んで、ページを付けレイアウトを考えて表紙を作り印刷する。大変な作業だったが楽しい思い出になった。
製本するときは会員皆が集まって、ページを間違えないように重ねて、ホッチキスで閉じて表紙を糊付けする。会員の中に製本の仕方を知っている人がいて教えてもらった。
本を作るたびに印刷機壊れてたな!たくさん作った時で80冊ぐらい。A4用紙で作るのだがページ数200枚ぐらい。これだけ印刷すると無理が行くのか、調子が悪くなる。
コピー屋さんに持っていくと、どうしても上下が上手く揃わなかった。
うちにはその150回記念誌がない。皆に配ったり少々お金を貰って売ったりして手元に残ってなかった。
O氏の息子さんに電話して、らぱちょ俳句会の記念誌のことを聞いてみる。O氏はとても几帳面な人だったので、大事に仕舞っていたはずだ。
息子さんは
「箱に入れて仕舞ってありますよ」
私はあゝよかったと思いながら
「捨てないでくださいよ。捨てるのだったら私貰います」
「いっぱいあるからあげますよ」
「お願いします。今じゃなくていいですから」
と、お願いして電話を切った。
150回記念誌、パソコンにあるのでまた作ろうかと思っていたけど、作るのも容易ではない。本棚を見る度、自分が作った記念誌が
一冊抜けてるのが気がかりだった。
午前中、スーパーに行って鶏の丸焼き買うつもりだったが、M子が足がガクガクするというので、買い物はやめて、チキンフライを作った。
今朝は二階の掃除して、その後一緒に水やりしたので疲れたらしい。
「スーパーに行くと倒れるよ!」と、M子。
倒れたんじゃ困るわ!
今日のチキンフライ美味しかったぁ~!
2022年12月14日
眉毛まで白髪になった!
暑さが少し遠のいて楽になった。
パソコン作業に精出した後庭に出てみる。まだ湿ってるようなので鉢植えだけ水をかけた。
M子が起きてこないので窓から覗いてみると、薄い毛布を一枚被って蛹のようになって寝ている。
「あれっ、どうしたの?」
足の辺りがごそっと動いて
「マンゴー食べ過ぎてお腹痛い」
声が小さくてよく聞こえない。
「ええっ、なに!」
「マンゴー食べ過ぎた!」声が大きくなった。
またかよ!私は顔をしかめる。毎日何か起きてるわ!
庭に降りてくるのが遅かったので、もう12時近い。今からお昼作るのも面倒くさいし、で、ご飯に醤油かけて食べた。爺さんがよくやってたわ。
午後は友達の美容院に出かける予定なので、いつも持っていく豆腐を買いに行かなければいけない。スーパーの横に和食レストランがあって、
そこで特別に豆腐を売ってくれる。そうだそこで餃子を食べよう。
昨夜食べた餃子はちょっとまずかった。中身が皮からスルッと抜けて、皿の上に落ちる。ちょうど10円玉の1.5倍ぐらいで硬く固まっている。
「スルッと出ました」という、便秘薬のコマーシャル思い出した。餃子のスルッと抜けるのはどうもね。
用意して1時頃出かける。レストランまで500メートルぐらい。暑い盛りだ。足が重たくて歩が進まない。足に力がない。足から弱っていくって、
本当だなと思いながら日陰を縫うようにして歩く。
レストランに着いて餃子を頼む。
うん、やっぱり美味いわ!
豆腐とクリスマスのお菓子を買って、お土産に持っていく。
帰りは真っ直ぐ家までタクシーで帰りたいので、スーパーにもよって明日の牛乳とパンを買う。スーパーの横でタクシーに乗って、途中で染め粉を買う。
20分ほどで友達の美容院に着いた。友達というのは元私のお弟子さん。私は何十年か前までは美容院を経営していた。その頃うちで美容師見習いをしていた、
彼女は一人で細々とだが、今でも続けている。
美容室に入ると、歩道に大きな木が植えてあって陰になってるせいか涼しい。150メートルも行くと複線の大通りで、大きな病院もあって、タクシー乗り場もある。便のいい所だ。
カットしてもらって白髪を染めてもらう。
「眉毛も白髪あるから染めるよ」と、彼女。
「ええっ!眉毛白髪!」いやだな!
母方の祖父が目が被さるような長い眉毛をしてたけど、私は白髪になったのか!
30分ほど置いてシャンプーしてもらって、鏡の前に立つと髪真っ黒いわ。
「あれっ、なんでこんな黒いの?同じの買ってきたのに」
「前のは6番だったよ」と彼女。
「えっ!あれっ、間違えて5番かってきた!」
そうか6番だったのか。3つも買っちゃったよ!まあいいか、黒いと日本人って感じだから。でも、伸びてきた時目立つのよね。
2022年12月13日
玄関が水浸し!
水やりはまだ大丈夫なので、パソコン作業。またマリオを捩って何か作ろうか。今、ワールドカップやってるから、マリオにサッカーをやらす!
そんなもの出来るわけがない!のだが、弄ってみる。
パソコンの中はHTMLフォルダーでいっぱいだ。フォルダーを弄るさい間違ったらいけないので、コピペしてそれを弄る。
それで消さないのでどんどん溜まっていく。
フォルダー内のファイルのソースコードをくっ付けては、これはダメだ、じゃあこの前作ったあれはどうだろう。
ランダムに出すには、課題何番目かにあったな。あれを使おう。
これを延々と繰り返している。頭の中には保存できないので、パソコンに保存しまくって、それを取り出しては試してみる。
プログラミングを覚えるのは人それぞれだろう。
二階から降りようとして、ふっと下を見ると水が流れている。
あれっ、なんだあの水は?雨水が入った!いや雨降ってないわ。
降りてみると階段のすぐ横にある玄関が水浸し!
もう流れ込んではいないが、バケツ二杯ぐらい振り撒いた感じだ。足を踏み込むとビッシャと水飛沫が上がった。
うわぁぁぁ~!これは大変なことに!気付いたからよかったけど、知らないで水の上を通ったら転倒してまた大怪我するところだった。
「M子!どうしたのこの水は?」私は大声でM子を呼ぶ。
M子はいつものようにのろのろ歩いてくる。慌てて走ってきたりはしない。
「えっ、水?」と言いながら見えないのかしゃがみこんで覗いている。そして
「知らないよ。雨漏りしたんじゃない」
「雨の水が入ったのかな?」と、私は天井を見回す。
雨が漏ったような跡はない。第一雨降ってないわ。
M子に「雑巾持ってきて拭きなよ」と、言ったら雑巾だけ持ってきて拭こうとしている。
「バケツも持ってこないとダメだよ」
M子はバケツを持ってきて、雑巾を水に浸して絞りあげる。
これじゃ間に合わん!
「戸を開けて!」と、M子に玄関の戸を開けるように言った。
M子は壁に凭れるようにして、ドアまで行って戸を開けた。
あれっ、ドアの向こうも水がいっぱい!
これは花に水をやる時ホースで玄関の方へ飛ばしたな!ほかに考えられない。
「ホースの水をかけたんでしょう」と、私が言うと
「かけてないよ」と、M子。
「ホースの水だよ!」
M子は黙ってモップで水をかき出す。大量の水が玄関口に履きだされた。その後雑巾を縛っては拭く。
水圧でホースの先が回転して、玄関の方へ流れ込んだのかもしれないが、それにしても全然気が付かないとは?
このバアさん(M子)危ない!危ない!
2022年12月12日
生ゴミにウジ虫が!
雨は今朝明け方までショボショボ降っていたが、お昼ごろは天気になった。
これだけ降ったら十分湿っただろう。
朝食の前に骨粗鬆症の薬を飲む。月始めに一回飲んでいるのだが、今月はうっかり忘れていた。薬を飲むと一時間は食事はできない。寝ても行けない。
かれこれ5年前、前の歩道で転倒して圧迫骨折を起こしてしまった。それより前にも滑って二か所圧迫骨折になっている。MRIを撮ったら8ヶ所潰れているといわれた。
幸い神経には触ってないので痛くはない。日本で一週間に一回注射をうちながら二年間療養して、パラグアイに帰って来てからは飲み薬を処方してもらった。
背中に筋肉がないせいか、コルセットなしでは立っていられない。
甥っ子から「おばちゃんはコルセットしてるから筋肉ができないんだよ」と言われた。
もっともな話で、コルセットすると筋肉ができない、コルセットしないと立てれないの悪循環になっているようだ。
それで、座っている時はなるべくコルセット外すようにしている。まあとりあえずコルセットして普通に何でもしている。
水やりしなくていいし、クリスマスの飾り付けでもしようか。
飾りつけといっても、前のベランダにクリスマス電球を飾って点滅させるだけ。もうここ何年かクリスマスツリーは飾ってない。
誰も見る人がいない。でも、外は点けておかないと、警備員が文句を言ってくる。つまり見てくれる人がいるということだ。
梯子に上がらないといけないので、Sさんに頼んだ。
窓にもみの木模様に5メートルぐらいあるクリスマス電球を、飾ってくれた。これで怒られずに済むわ!
夕方生ゴミをを埋めるのに下の台所に行ってみると、昨日食べたマンゴーの残りかすにウジ虫が涌いている。この暑さだ!直ぐに腐ってウジが涌く。
入れ物の縁をゾロゾロと這い上がってきている。
「うわぁぁぁ~何よこれは!」思わず叫んでしまった。
ところが私の声に驚いたのか、あっという間に生ごみの陰に隠れてしまった。
なんと、ウジ虫でも身の危険を感じたら素早く身を隠す。こんな小さな生き物がどこで危険を察知することができるのだろう。
ほとほと感心しながら、生ゴミを埋めに庭の方へ。
勝手に生えたトマトが、私の腰のあたりまで伸びて花が咲いている。その周りに埋める。
早く実が生りますように!
2022年12月11日
演歌を聴きながら昼ご飯!
昨日水やりしてなかったので、朝一番に水やり。
相変わらず暑い!この時期にこの暑さは珍しい。
気温40度、体感温度45度から49度!ネット上でも、燃えそうだとか、死にそうだとか、あちこちで悲鳴が上がっている。
パラグアイ全体のようだが、標高が低いので暑い!高い所に行けば涼しくなるのだが。
夏の間、600キロぐらい南の方に行けば涼しいと思うが、庭の草花放置して行くわけにもいかず、またパソコン担いで行くわけにもいかない。
夏の間は庭の花や木と一緒に暑さを乗り切らないと!
そのうち、庭のないアパートにでも引っ越すことを考えるか!
結局、昼まで水やり草取り。やっぱり鉢植えは葉が萎れてた。あのぐらいな雨量ではどうにもならない。
昨夜もパラパラとほんの少し雨が降った。その後蒸し暑くて、かえって悪いぐらいな雨だった。
お昼はM子がメルーサ(鱈の切り身)のから揚げを作った。
一階のリビングでソファーに座ってユーチューブを観ながら昼食。
リビングのクーラーはリモコンが壊れていてつけられない。よくリモコンが壊れる。
二階は焼けて暑くて居れないけど、一階は熱を通さないのでひんやりして、窓を開けると涼しい風も入ってきて気持ちがいい。
まず私が此間アップした、アスンシオン日本人会主催の紅白歌合戦を観る。皆さんとてもお上手。カラオケで練習してるんだろうな。
この歌合戦は、日本にいる爺さんや友達に送ったら、とても喜んでくれた。再生時間30分ぐらい。
これだけの動画をそのまま送るのは難しいが、ユーチューブに出すと簡単にシェアできる。
歌合戦が終わると私の好きな演歌が勝手に入って来る。いつも観ているので記憶されてるようだ。
演歌を聴きながらぁ~!昼ご飯!
歯が痛かったことは忘れてる(笑う)
夕方4時過ぎ土砂降りの雨が来た。干してあった洗濯物を慌てて取り込む。パソコンに夢中で雨が降りそうになっているのに、気が付かなかった。
せっかく乾いたのにもう少しで濡らすところだった。
今度こそ涼しくなるぞ~!
2022年12月10日
母は老人ホームへ
朝からパソコンに専念!昨日ちょっと雨が降ったので、水やりはしなくていいだろう。ということで一日庭に出なかった。
花のことも植木のことも今日は忘れることにした。外に出ると、水が足りない草が生えてるなどなど、気になってし始めるときりがないからだ。
グラシエラも来たので掃除はM子と二人に任せておくことにした。私はパソコン作業を続けるが、暑いのを我慢してクーラーをつけずに戸を開け放って、
耳をそばだててあいつらの監視!クーラーをつけて締め切ってしまうと何も聞こえないからだ。話ばかりしてるな、今通路の掃除してるなとか。
下の物音は二階に良く聞こえる。
私もしつこい(笑う)
こう暑いと老人ホームにいる母のことが気になる。此間の土曜日に行った時は、足の甲が腫れているので聞いてみると、水を飲まないという。
水を飲まそうとすると怒って引っ掻いたり叩いたりするらしい。
母は認知症で気に入らないと暴力を奮ったりする。歩けないので手を使うのだがそれが早い。いきなり手が伸びてくるので、機嫌の悪い時は気を付けないといけない。
老人ホームに行ってから、急激に認知症が進んだような気がする。無理もないだろう、日本語のない所で、食事も現地食で遠く離れた感覚になるのだろう。
本当は家で面倒をみてあげたいのだが、私も年なので介護は無理。
今年の7月までは家にいて私が面倒をみていたが、立てれなくなって、簡易トイレまで行けなくなった。
嫌がる母にオムツをするのも至難の業で、もたもたしてると「早くせえ!」と怒られる始末。
どうしようかと迷いに迷った挙句、家から800メートルの近い所に老人ホームがあったので行ってもらうことにした。
母自身も老人ホームに行くと言って行ったので、お互い納得のはずだった。それなのに、迎えに来た老人ホームの車を見送ると、涙が出て止まらない。
これでよかったのだろうか。いやこれでいいのよ。
私は私の人生が生活がある!
2022年12月9日
異常な暑さ!
今日はカアクぺのお祭り!朝早くミサが行われていて、テレビでも放映される。毎年同じことをやっていて、
もう何回か観たので今日は見ない。それより、カアクぺの大聖堂まで歩いて行って倒れた人いないのかな?と、
よけいな心配をしている。歩いて行かないとご利益がないらしい。
この一週間ぐらい異常な暑さが続いている。
今朝起きたときは晴天だった。晴天が恨めしい!もう9時だ。早く花に水をやらないと暑くなるな、と思いながら階段を下りる。
M子の部屋の前を通る。窓は閉め切ったままで、起きてくる気配はない。彼女は62歳。働くことは大嫌いで、動物園のなまけものも叶わない、
筋金入りの怠け者!よく寝られるもんだな。背中痛くないのか。掃除でもしろって起こしてやろうかと思ったけど、まあいいやほっとけ!
言ったところで今日は休みだから絶対に起きてこない。
水をかけてちょっと草取ったらお昼!昨日の残りの野菜スープにご飯を入れてさらに炊き込む。
グラシエラが持ってきたソパパラグアイを添えて食べる。ソパパラグアイはトウモロコシの粉にチーズや卵を入れてオーブンで焼く。
ふわふわのケーキのように作っているので美味しい!しょっぱいのであまり食べれないけど。塩入れすぎたのだろう。
午後3時!暑い!なんやこの暑さは!普通じゃない!今日あたり突風でも来るんじゃないのか?
弟に電話してみると
「クーラー付けてるから暑くないよ」
当たり前だ!
「雨は降らないのか」
弟は現地のニュースを観てるのでよく知っている。
「うん、夕立があるらしいけど」
降るかどうかわからないらしい。
7時頃になって雨が降りそうな気配。黒雲が出て風が強くなった。
降り始めた。良かったぁ~!これで涼しくなる。何が5,6分降ったらやまってしまった。なんだこれで終わり。いやまだ降る!
あれっ!西の方が明るくなった。日が差してきたのだ。東の方を見てみると大きく輪を描いた虹が出ている。
家の中は、うわぁ~!これはもうサウナだ。
2022年12月8日
マンゴーの下の落ち葉集め
今日は女中さんが来た!名前はグラシエラ。年は47,8、働き盛りだ。一週間に一回ぐらい来たり来なかったりだ。
自分の都合で来る女中さん雇う人はあまりいない。うちでは溜まっている仕事をやってもらえばいいので、来た時にたっぷり働いてもらう。
掃除の腕はプロ級で手捌きがいい。雑巾がけした後もピカピカだ。綺麗にしてくれるので気持ちがいい。M子のように箒が空を飛んでるようなのとは違う。
マンゴーの下の落ち葉を此間からM子と集めてるけど、なかなか終わらない。今日はこれを終わらせないと。歩道、車庫、通路など掃除が終わった後、
マンゴーの木の下へ行って、私も一緒に落ち葉をかき集める。
グラシエラが「夏なのに落ち葉があるっておかしいね」とM子に話してるので、私も気が付いた。落ち葉は寒さを連想させる。
今、ここは夏本番。なんでこんなに枯れ葉あるの?だいぶ前に落ちたのかな?そんなことないわ!9月21日が春分で、
その後何度も落ち葉をかき集めてるわ!
落ちてるマンゴーも落ち葉と一緒にゴミ袋に入れる。
早くしないとマンゴーがいつ頭の上に落ちてくるかわからない。
家にあるのは改良された大きなマンゴー。
実が大きいので頭の上に落ちて死んだ人もいるとか?
車の上に落ちてフロントガラスが割れたとか、あちこちで被害が出ている。此間は携帯会社の庭に止めてあった軽トラックの荷台に凄い勢いでマンゴーが落ちて、
爆発したような音がしたのでビックリした!鉄板が凹んでしまう。最近、大きなマンゴーを何処にでも植えてるけど、あれは退けた方がいいな。
落ち葉とマンゴーを入れたゴミ袋がなん袋もできた。
表と裏に道があってゴミ収集車が通るので、表に2袋、裏の方に12,3袋出した。ここはゴミの分別はしなくていい。何でも袋に詰め込んで捨てる。
粗大ゴミとか、犬や猫の死骸はダメだけど。
ゴミ置き場も各自家の前の歩道に、1メートルぐらいな高さの鉄柱を立てて、その上に鉄の網を載せてある。犬や猫に荒らされない為だ。
いつも昼食時12時頃通るゴミ収集車が来ない。一時になっても来ない。よく考えてみると明日はカアクぺのお祭りで、
朝早くミサがあるので今日から歩いて巡礼に出かける人が多い。カアクぺはアスンシオンから50キロぐらい。それで来ないんだね。
諦めて二階でパソコン覗き込んでいたら、1時半頃ゴミ収集車の音がしたので、慌てて下に降りてみる。ゴミ袋がないので歩道に出てみると、
もう100メートルぐらい先を行っている。500メートルぐらい行くと迂回して裏の道を通る。いつも20分ぐらいで来るので、
今度は裏の方に行って、裏戸を開けて待つことにした。その間、そこら辺の草を取ったり、水をかけたりする。
ところが、30分待っても来ない。M子と交代して、また二階に上がってパソコンに向かう。
3時近くなって一階に下りて行ってみると、M子が
「来ないよ。1時までに来なかったら来ないって」
「ええっ!だって今日は前通ったの1時半だよ」
「ケソの人がそう言ったよ」
ケソの人とは、裏隣りにあるチーズ会社のことで、そこの職員が言ったのだろう。
そうか、いつまでも待ってたってしょうがないだろう。
「パン買ってきてよ」
「うん、行くよ」
と、M子はパンを買いに行った。家から200メートルぐらいなところに、小さな食料品店があるのだ。
その後、すぐにゴミ収集車の音がしたので、裏の方へ走っていった。走っていったといっても、裏戸まで50メートルぐらいあるところを
70歳を三つも過ぎた私が階段飛び降りてなどというわけにはいかない。敷地が傾斜になっているので階段が多いのだ。転んだら大変なのでゆっくりしか下りれない。
二週間ほど前にM子が階段で足を滑らせて、頭を切って大量の血を流して、三針縫った。
それで、裏戸を開けてみると、うちのゴミは丸残りで、隣のチーズ会社のゴミはない。なに!通ったのか!ここは袋小路になってるので、
前の道に並行している通りまで20メートルぐらい走って見回してみたところ、どこにもゴミ袋がない。うちのだけ置いていったな!
あんまり多いので一袋も載せないで逃げていったようだ。
チーズ会社の職員が出てきたので
「バスレーロ(ゴミ収集車)通ったの?」
「今 通りましたよ」と、チーズ会社の職員。
遅かったか!
ゴミが多い時はゴミに応じていくらかのチップを払う。表通りはブザーを鳴らすのでわかるが、裏戸はブザーがないので連絡の取りようがない。
ブザーを付けても、二階から降りて走っていったところで間に合わん!それで、待っていたのだが。落ち葉と一緒にマンゴーを入れてあるので、
これがこの暑さで腐ると汁が流れて、嫌な臭いを発散する。
しょうがないわね。金曜日に持って行ってもらおう。
家に帰ってみると、M子はまだ帰って来てない。
何やってんだ、あいつ!
台所が汚いので帰ってきたら掃除してもらうか。といっても、ろくなことしないので、とりあえず私が箒で掃いて、掃除を始めることにした。
ところが掃除が終わっても帰ってこない。店まで200メートルしかない。いくらゆっくり行っても10分もかからない。
あの野郎!また自分の洗濯物クリーニング屋に持って行ったな。洗濯をしないで、クリーニング屋に持って行って洗ってもらう。
呆れた女だ!
M子の部屋を開けてみてみた。ビニール袋に詰められたものが所狭しと置いてある。袋に入れて仕舞うのが彼女の流儀らしい。
どれがゴミでどれが洗濯物なのか?靴まで袋に入れてある。
とても女性の部屋とは思えない。
4時近くなってM子が帰ってきた。
あれっ!どこから入ってきたんや?
実は台所の近くの鉄の扉は私が閉めておいたのだ。開けると音がするので帰ってきたことが分かる。ところが二階に上がる階段の近くの戸に鍵が掛かってなかった。
そこからこっそりと入ってきたようだ。
M子が「昼寝しすぎたって」
「誰が昼寝しすぎたんよ」
「お店の人」
「お店の人!開くまでずっとつっ立ってたのかよ」
「お店の戸を叩いてた」
「嘘言えっ!一時間もボケッと待ってる奴いるか!」
腹が立った勢いでM子の部屋に走りこんでみたが、洗濯物を持って帰った形跡はなかった。
「どうして、向こうのドアから入ってきたんだ。いつもこっちから入って来るのに、おかしいじゃないか!」
「向こうの戸が開いてたからよ」とM子。
そうじゃないな!私が二階にいると思ってそろりっと入って来て、とっくに帰ったような顔をするつもりだったが、私が下にいたので思惑が狂ったようだ。
その後、M子は「もうご飯食べない」と言って部屋に行ってしまった。ふん!勝手にしやがれ!
結局、M子は昼から何したんや!パン買いに行っただけじゃないか。
2022年12月7日